「二条河原落書」のネタ帳


by miya-neta

エルサレム賞の村上春樹さん「ここに来ること選んだ」

文化 : 社会 : YOMIURI ONLINE(読売新聞)


 【エルサレム=三井美奈】作家の村上春樹さん(60)がイスラエル最高の文学賞「エルサレム賞」に選ばれ15日、エルサレム市で授賞式が行われた。

 同国軍のパレスチナ自治区ガザ攻撃で約1300人の死者が出た直後だけに、受賞辞退を求める声も出ていたが、村上さんは受賞スピーチで「作家は自分の目で見たことしか信じない。私は非関与やだんまりを決め込むより、ここに来て、見て、語ることを選んだ」と述べた。

 村上さんは、戦争を生む社会システムを「我々を守る一方、時には組織的な殺人を強いる『壁』」と呼び、人間を壁にぶつかると割れてしまう「卵」にたとえた。ただ、卵は個性を持つかけがえのない存在であり、自分は「常に卵の側に立つ」と宣言した。その上で、「壁は高く勝利が絶望的に見えることもあるが、我々はシステムに利用されてはならない。我々がシステムの主人なのだ」と述べた。

 エルサレム賞は1963年創設。「社会における個人の自由」をめぐる優れた執筆活動に対して隔年贈呈され、これまでに英国の哲学者でノーベル文学賞受賞者のバートランド・ラッセル、仏人著述家シモーヌ・ド・ボーボワールらが受賞している。

(2009年2月16日15時12分 読売新聞)
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by miya-neta | 2009-02-16 15:12 | 国 際