「二条河原落書」のネタ帳


by miya-neta

イタリア地震:震央付近の村壊滅 死者200人超す

毎日jp(毎日新聞)


 【ラクイラ(イタリア中部)藤原章生】救援活動の続くイタリア中部地震の被災地を視察するイタリア国家警察隊のヘリコプターに7日午前、同乗した。震央(深さ8・8キロの震源の地表点)から3キロほど離れた村、オンナはほぼ壊滅状態で、救援隊の姿もほとんどなく、生存者救出は見送ったようだ。ベルルスコーニ首相は「国民だけで対処できる」と海外援助を要請していないが、救出作業は進んでいない。

 国家警察隊のヘリは午前9時半にラクイラ西方の空港から飛び、最も被害のひどい村オンナとパガニカ、ラクイラ市街の上空を30分ほど視察した。

 アペニン山脈の雪山が見下ろすラクイラ周辺には中世からの古い村々が散在する。大半は家屋の中が壊れたり、壁にひびが入ってはいるが家の原形をとどめている。しかしラクイラの東南東6キロにある人口350人のオンナは、周辺に比べ格段にひどい。災害救助隊によると、住宅の7割が全壊したという。壁職人などのルーマニア人ら移民が多く住んでいたという。

 オンナの被害は、揺れの激しさに加え、脆弱(ぜいじゃく)な家屋も一因のようだ。村は1944年、ナチス・ドイツ軍の侵攻で焼き尽くされた過去がある。村を再建したのは、資材が不足していた戦中戦後にかけての40年代。それ以前、または50年代以降の建物に比べ強度が弱かった可能性がある。

 上空から見る限り、ラクイラ周辺では教会など18世紀以前の古い建物の崩壊が目立つが、20世紀半ばの建物もかなり壊れている。いずれも耐震設計は施されていないが、建物の古さがもろさにつながっているわけではないようだ。

 7日時点で確認された死者は207人、負傷者は1500人で、家屋を失った人は7万人以上とみられる。

毎日新聞 2009年4月8日 東京朝刊
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by miya-neta | 2009-04-08 07:22 | 国 際