「二条河原落書」のネタ帳


by miya-neta

ひと:酒井順子さん 「負け犬の遠吠え」がヒット

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 「未婚、子ナシ、30代以上」の女性は「負け犬」。シンプルな定義で社会に鋭く切り込み、今年のキーワードになった。

 「私たちは独身であるが日々楽しく過ごしているではないか、といくら言ってみたところで、世間から見れば負け犬の遠吠(とおぼ)えよね」。タイトルは、同年代の編集者との会話から生まれた。「不倫をしない」で始まる「負け犬にならないための十カ条」も、六本木でお茶を飲みながら考えた。

 反響は予想以上に大きかった。「『私は勝っている』と自信を持って言える人がいかに少ないか。負け犬が先に『負けてます宣言』をしたことによって、勝ち犬(結婚している女性)の人も『私だって負けているんだ』『不幸なんだ』と。ビビッドな反応がありました」

 高校時代、雑誌「ポパイ」や「オリーブ」のコラムを読んで女子高生について書いてみた。友人の勧めで「オリーブ」編集部に送ったところ、泉麻人さんに見込まれ雑誌に連載を持つように。大学では体育会水上スキー部に所属。練習の傍ら江戸川土手で原稿を書いた。初めての本は「お年頃(としごろ)」。

 「勝ち犬であろうと負け犬であろうと、どちらが幸せかはわからない。ただ一つ、確実に幸せであったと思えるのは、今までエッセーを書き続けてこられたこと。死ぬまでエッセーが書き続けられたら」。婦人公論文芸賞に続き受賞した講談社エッセイ賞の贈賞式では「これを機に少しでも懐深く、幅広く」と、喜びを語った。【中島みゆき】

 ■略歴=酒井順子(さかい・じゅんこ)さん 1966年東京生まれ。立教大社会学部卒。広告会社に3年間勤めた後フリーに。著書に「観光の哀しみ」「少子」「制服概論」「容姿の時代」「枕草子REMIX」など。

毎日新聞 2004年11月20日 0時19分
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by miya-neta | 2004-11-20 09:18 | 女 性