「二条河原落書」のネタ帳


by miya-neta

カリスマ的な演説…ウクライナに「ジャンヌ・ダルク」

YOMIURI ON-LINE / 国際



 【キエフ=飯塚恵子】大統領選をめぐって政治危機が続くウクライナで、野党代表ビクトル・ユシチェンコ大統領候補(50)を支え、「ウクライナのジャンヌ・ダルク」(欧米メディア)と注目を集める女性政治家がいる。

 ユリヤ・チモシェンコ元副首相(44)で、敏腕ビジネスウーマン出身の同氏は、女優のような容姿とカリスマ的な扇動演説を“武器”にキエフで連日10万人以上のデモ隊を動かす原動力となっている。

 11月29日、大統領選の政権側候補、ビクトル・ヤヌコビッチ首相(54)の当選を認定した中央選管決定の是非を審理する最高裁判所を数万のデモ隊が包囲した。前夜、チモシェンコ氏が「裁判官たちを外から支援しよう」と演説したためだった。

 温和で優柔不断との風評もあるユシチェンコ氏に比べ、チモシェンコ氏は非妥協的で、野党陣営の多くは「ユリヤ抜きで、今のユシチェンコはない」と口をそろえる。1999年、クチマ政権下でユシチェンコ氏が首相だった時、チモシェンコ氏は副首相を務めた。今回、ユシチェンコ氏が大統領に就任すれば、首相就任はほぼ確実という。

 トレードマークは、長いブロンドを3つ編みにして後頭部に回すウクライナの農民風髪形。だが、チモシェンコ氏は実は、工業が栄える東部のドニエプロペトロフスクの出身。地元財閥との関係を深め、ウクライナの天然ガスを取り扱う「統一エネルギー機構」代表を95年から2年間務めた際には商才を発揮し、巨額の富を蓄えたとされる。

 98年に国会議員に当選し、現在の政敵・クチマ大統領の庇護(ひご)を受けて政治基盤を築いたが、2000年に大統領と対立、副首相を解任された。その後も2001年には汚職容疑で逮捕され、釈放されるなど、闇の部分も併せ持つ劇的な半生を送ってきた。

 同氏の性格を周辺は「瞬時に有利な方を見極め、容赦なく寝返るマキャベリスト」と形容する。30日に野党陣営が与野党協議の決裂を宣言した背景には、またもや同氏の先導があった、と地元メディアは伝えている。

(2004/12/1/22:47 読売新聞 無断転載禁止)
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by miya-neta | 2004-12-02 08:44 | 国 際