トム・ハンクス、「ダ・ヴィンチ・コード」に主演決定/他
2004年 12月 02日
2004.12.01
Web posted at: 17:17 JST - CNN/REUTERS
ロサンゼルス――世界的ベストセラー小説「ダ・ヴィンチ・コード」(ダン・ブラウン著)が、米俳優トム・ハンクス(48)主演で映画化されることが決まった。米映画大手ソニー・ピクチャーズエンタテインメント傘下のコロンビア・ピクチャーズが30日、発表した。
公開予定日は2006年5月19日。
ハンクスは、米ハーバード大学の著名な象徴学者ロバート・ラングドンを演じる。
映画は、ロン・ハワード監督、アキバ・ゴールズマン脚本、ブライアン・グレイザー製作と、「ビューティフル・マインド」(2001年)の製作陣が担当する。ハンクスは、「スプラッシュ」(84年)、「アポロ13」(95年)でハワード、グレイザーコンビと組んでいる。
「ダ・ヴィンチ・コード」は、ルーブル美術館で起きた不可解な殺人事件をきっかけに、ラングドン教授と、被害者の孫娘で暗号解読者でもあるソフィー・ヌヴーが、事件の真相を追うと共に、レオナルド・ダ・ヴィンチの絵に隠された壮大な謎を解き明かしていくストーリー。
小説は、03年に全米で発売されて以来、好調な売り上げを記録。ニューヨーク・タイムズ紙が選ぶベストセラーには87週でトップに立った。コロンビアによると、全世界では2000万部以上が出版されているという。
業界誌などによると、当時コロンビア役員だったジョン・コーリー氏が昨年、映画化の権利を買収。金額は不明だが、1000万ドル(約10億円)相当に上るとみられている。
コロンビアは、「ダ・ヴィンチ・コード」が06年の同社リリース作品の目玉になると、期待を寄せている。