「二条河原落書」のネタ帳


by miya-neta

自民、郵政民営化「紙芝居」で不協和音

Sankei Web


 郵政民営化のメリットを説明するため、自民党の武部勤幹事長の肝いりで24日に初公開する「紙芝居」をめぐり、党内の不協和音が高まっている。小泉純一郎首相は、紙芝居の実演を支持。さらに民営化の必要性を訴えた自身の署名入り文書も自民党内で配布したが、これに対抗するように、綿貫民輔前衆院議長ら民営化反対派は「意見集」をまとめるなど、つばぜり合いが激化。首相の補佐役・細田博之官房長官は、政府・与党調整の軟着陸を目指し、懸命に自民党との接点を模索している。

 紙芝居は武部氏が幹事長就任直後、党の事務方に作成を指示。大手広告代理店に何度も作り直しを命じ、ようやく出来上がった。民営化後の郵便局がコンビニのように便利になり、地域活性化につながるとの武部氏の持論が主な内容になっている。

 宮路和明副幹事長らによる「郵政民営化紙芝居実行隊」が24日の東京・有楽町での初演を皮切りに、全国で実施する予定。拍子木や法被、のぼりなどの小道具も準備した。

 これに対し青木幹雄参院議員会長や与謝野馨政調会長は、綿貫氏ら民営化反対派を刺激するとして、中止を申し入れたが、武部氏は聞き入れず、党執行部内には険悪なムードが漂っている。

 武部氏が強気の姿勢を崩さない裏には、首相が「どんどんやっていけばいい。めげちゃ駄目だ」と援護射撃していることがあるが、民営化問題の取りまとめに奔走しているある幹部は「余計なことをする。みんなが心静かに新年を迎えようとしているのに」と漏らした。

 一方、自民党総務会は21日、民営化や分社化に反対する郵政族の意向を色濃く反映した独自案を了承。郵政改革関係合同部会の園田博之座長は竹中平蔵郵政民営化担当相に「最後に決めるのは国会で、自民党全体の理解が必要だ。その点を常に考えてほしい」と、強硬論一辺倒の首相サイドをけん制した。

 こうした自民党内の情勢を受け、細田長官は22日午前の記者会見で「政府与党一体でよりよい改革案をつくっていかなければならない」と歩み寄りの必要性を強調。強硬一辺倒で自民党を刺激し調整が付かなければ、国会で法案が否決されかねないとの懸念をにじませた。

 首相官邸内では、強気の姿勢を貫く首相と、自民党との接点を模索する細田長官との「役割分担」との見方もささやかれている。

(共同)

(2004/12/23 16:49)
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by miya-neta | 2004-12-23 20:49 | 政 治