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「二条河原落書」のネタ帳


by miya-neta

骨髄移植 血縁間、登録制に 学会、4月から導入決定

骨髄移植 血縁間、登録制に 学会、4月から導入決定 - asahi.com : 社会


 日本造血細胞移植学会(小寺良尚理事長)は、白血病治療などの骨髄移植で、患者の血縁者が骨髄提供者(ドナー)になる場合、学会に事前に登録する制度を導入することを決めた。従来、血縁者間の骨髄移植は骨髄バンクを介さず、各病院の裁量で行われてきたが、採取の安全性確保や、採取後の健康被害の把握など、ドナー保護の観点から登録制が必要と判断した。4月から実施する。

 現在、兄弟姉妹など血縁者間の骨髄移植は年間約400例。事前にドナーの年齢や状況を登録することで、医学的にドナーとしてふさわしいかをチェック。採取後に重篤な合併症などが起きていないかなど、中長期的に健康を見守っていく。

 同学会などは、白血球などのもとになる造血幹細胞を、骨髄ではなく血中からとる「末梢(まっしょう)血幹細胞移植」で、血縁者間移植の指針を00年に設けており、骨髄でもこのルールを参考に内容を詰める。

 非血縁者間の骨髄移植では、提供者はあらかじめ骨髄バンクへの登録が必要。同意の手続きも体系化され、事後の健康調査なども実施されているのに対し、血縁者間では対応が遅れていた。幼い子どもが、兄弟のために提供者になるケースも少なくない。

(2005/01/30 03:01)
by miya-neta | 2005-01-30 17:06 | 科学/技術