「二条河原落書」のネタ帳


by miya-neta

ニセコ:豪州からのスキー客や投資が急増 北海道

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 国内有数のスキーリゾート・北海道ニセコ地区に、夏真っ盛りのオーストラリアから訪れるスキー客が急増している。時差がほとんどなく、8時間のフライトで「世界最高水準」のパウダースノーが楽しめることが人気の理由。今季は前年の2倍の延べ6万人が訪れる見通しだ。スキー離れで客足が落ち込んでいたニセコ。スキー場の買収や宿泊施設の建設など豪州資本の旺盛な投資意欲に活気づいている。【仲田力行】

 ◆長期滞在

 ニセコ・ひらふ地区のニセコグラン・ヒラフスキー場から、晴れた日には蝦夷(えぞ)富士の異名をもつ羊蹄山(1898メートル)が目の前に広がる。

 「乾いた雪は最高。3年前から毎年来ているよ」。スノーボードで豪快なターンを決めたケアンズの歯科医、ロッド・アシュトンさん(46)は息を弾ませた。息子のティムさん(17)とともに、南半球の夏のバケーションを利用して、25日間滞在する。朝から晩まで「ボード三昧(ざんまい)」だ。

 在札幌オーストラリア領事館のジョアンナ・ナーシーブレイ領事によると、好景気が続く豪州では、数年前から旅行会社やメディアがニセコの雪質の良さを取り上げ始めた。実際にニセコを訪れた人の口コミで評判がさらに広まり、昨冬からスキー客が急増した。「ヨーロッパやカナダより近く、日本へのあこがれもブームの背景にある」と同領事は言う。

 豪州客の特徴は、滞在日数が平均10日間と長期に渡ることだ。昨年11月には、カンタス航空系の航空会社がケアンズ-新千歳間の定期便を就航させ、利便性も向上した。

 ◆温泉めぐりも

 ひらふ地区では、案内板を英語表記にしたり、英会話ができるスタッフを採用する飲食店やホテルが増えた。居酒屋からバーまで、同地区の飲食店街は多彩。豪州人はアフタースキーも積極的で、ホテルにこもらず気軽に足を運ぶ。リピーターなら無料のシャトルバスに乗って約6キロ離れた市街地まで出向き、地元の人とも交流する。

 ニセコのもう一つの魅力は、泉質、湯量ともに恵まれた温泉だ。「湯めぐりバス」も運行し、露天風呂に戸惑いながら、冷えた体を癒やす豪州人も珍しくなくなった。

 倶知安観光協会ひらふ支部長の福井実・ニセコパークホテル社長は「ホテルの設備などハード面はもちろん(お菓子を楽しむ)『ティータイム』など豪州スタイルに合わせたサービスにも力を入れたい」と受け入れに積極的だ。

 一方で「経済波及効果は大きいが、自然発生的なブームなので何をしていいのかわからない」(関口肇・倶知安町商工観光課長)と急速に進む国際化に戸惑う声もある。

 ◆豪州資本進出

 「ニセコ人気はまだ急上昇の途中。今後も安定して伸びていく」。コンドミニアム(分譲マンション)建設を手掛ける「HOKKAIDO・TRACKS」のサイモン・ロビンソン社長(44)は、ひらふ地区で豪州人向けコンドミニアムの販売を始めた。同町内の建設会社と、1戸1500~2000万円のコンドミニアム(2LDK)18戸を発売したところ、たちまち売り切れた。「将来は300戸建設したい」と意気込む。

 福井社長によると、同地区では、コンドミニアムのほかに、廃業したペンションを豪州の旅行会社の従業員用に買い取る動きもあり「合わせて20棟以上」という。同地区のスキー場の一つも豪州資本が買収した。

毎日新聞 2005年2月5日 14時01分
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by miya-neta | 2005-02-05 17:23 | 国 際