「二条河原落書」のネタ帳


by miya-neta

北朝鮮のウラン濃縮計画、中国が一転「存在する」

北朝鮮のウラン濃縮計画、中国が一転「存在する」 - asahi.com : 国際


 北朝鮮の核問題をめぐる6者協議で、最大の焦点となっているウラン濃縮計画(EUP)について、中国が懐疑的な見方をすでに転換し、昨年後半には米国に「EUPが存在するという認識を共有する」と伝えていたことが、26日までにわかった。中国はそれ以前の段階では、存在を否定する北朝鮮の主張に理解を示し、米国に同調することは避けていた。米国は6者協議の議長国である中国のこうした姿勢の変化を歓迎し、EUPも含めた核の放棄を迫る対北朝鮮包囲網を強化する構えだ。

 米政府筋や6者協議の関係者によると、中国側は昨年6月の第3回6者協議の際に行われたワーキングディナーでの雑談や、同8月にニューヨークで開かれた民間団体主催のセミナーなど、非公式の外交ルートを通じて「ウラン濃縮計画については承知している」「心配はいらない」などと米国側に伝えていた。

 その後、同11月にサンティアゴで開かれたアジア太平洋経済協力会議(APEC)、同12月の戴秉国・中国筆頭外務次官の訪米、さらに今年1月のグリーン国家安全保障会議(NSC)アジア上級部長の訪中など一連の公式接触の過程で、中国側は「私たちも同様の認識を共有するに至った」(6者協議関係者)との立場を伝えてきたという。

 グリーン部長は訪中した際、中国側に北朝鮮がEUPに着手していることを示す情報の一部を開示するなどして、これを見逃せば「朝鮮半島の非核化」は実現できないとの危機感を強調していた。

 北朝鮮のEUPについて中国は、昨年6月の第3回6者協議の前までは懐疑的姿勢をとっていた。協議に先立ち米紙の取材に応じた周文重・外務次官は「私たちは何も知らない。存在するかどうかも知らない。米国は確かな証拠を示していない」と発言するなど、むしろ米国への不信感をあらわにしていた。

 第3回協議でも、会食の席の雑談では存在を認める発言をしていたが、正式な協議の場ではまだ「北朝鮮がウラン濃縮計画を保有しているとしたら、破棄しなければいけない」と語るなど、踏み込むことは控えていた。その後、認識を転換したうえで米国に伝えるという明確な外交行動にまで出た理由については、米政府内でも「中国の独自の情報に基づく判断」「米国の説得が功を奏した」など諸説があって、はっきりしない。

 今月10日の北朝鮮外務省による「核兵器保有」宣言を受けて、中国は「激しい怒り」(米政府当局者)を米国側に伝えたという。このため、米政府内にはEUP問題をめぐって中国が今後、北朝鮮に厳しい出方をすることに期待が高まっている。しかし、次回の6者協議で、北朝鮮への圧力を強めるという実際の行動に出るかどうかについては、米政府内にもなお懐疑論が根強い。

(2005/02/27 03:05)
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by miya-neta | 2005-02-27 08:13 | 国 際