中3ら6人「決闘」容疑、多摩川河川敷でけんか
2005年 03月 02日
警視庁非行集団特捜隊は2日、東京都国立市内の二つの中学校に通う3年生3人を含む15~16歳の少年計5人を決闘の疑いで逮捕、中学3年の少年1人を同容疑で書類送検したと発表した。
このうち2人は傷害容疑でも逮捕された。
調べによると、少年らは、昨年10月21日午後5時ごろ、国立市谷保の多摩川河川敷の野球グラウンドで決闘した疑い。
少年の1人が、日ごろから対立していた他校の少年グループの1人の自転車のカギを壊すなどしたことから、両校の少年らは「タイマン」で決着を付けることを計画。双方の中学の卒業生2人を審判役にし、「素手でやる」などのルールを決めて、2組で決闘を行った。少年1人が顔の骨を折る全治1か月のケガを負った。
決闘罪は1889年に定められた「決闘罪に関する件」という法律によるもので、決闘を持ち掛けた方、応じた方ともに処罰される。
(2005/3/2/13:48 読売新聞 無断転載禁止)