「二条河原落書」のネタ帳


by miya-neta

「育児と学業」応援します 保育所続々 変わる大学

Sankei Web 産経朝刊 「育児と学業」応援します 保育所続々 変わる大学(03/13 05:00)

平成17(2005)年3月13日[日]




 子育てをしながら勉学に励む社会人学生らを対象に、キャンパス内に保育所を設置する国公立大学が増えている。お茶の水女子大(東京都文京区)は四月に大学直営の保育所をオープンさせ、名古屋大は来春、留学生も対象にした学内保育所を開設する。いずれも「学生向け」をうたっていることが特徴。総志願者と総定員が同数になる「大学全入時代」を三年後に控え、社会人や主婦を広く受け入れて学生を確保したいという大学側の危機感がうかがえる。

 「今からゼミなので、よろしくお願いします」。お茶の水女子大の大学院生、飯田悦子さん(42)は、「ばいばーい」と小さな手を振る二男の星河(せいが)くん(2つ)を保育士に託し、教室へと急いだ。

 育児のため専門職を辞めた飯田さんは、長男の小学校入学を機に大学院に進学。付属幼稚園の一室を借りた保育施設に星河くんを預け、発達心理学の研究に励んでいる。

 「保育施設がなければ、大学院なんて考えることもなかった。ここがあるから、安心して勉強できます」

 お茶の水女子大では四月から、保育施設を学内保育所として独立させ、正規の大学職員が保育士を務める大学直営とする。定員を増やし、朝一番の授業にあわせて開所時間を大幅延長するなど、学生が利用しやすいよう配慮した。

 大学側は「社会人や主婦であっても、大学で学ぼうとする女性が増えた。女子大の特性からも学内保育所は必須で、子育てと学業の両立を応援したい」と話す。

 名古屋大でも、同様の目的で来春に学内保育所を開く。こちらは留学生の子供も含めて広く利用者を想定しており、「大学院生や社会人を経て大学に戻った学生が、研究に打ち込める環境を整えたい」としている。

 学内保育所は従来、教職員対象に整備されてきた。しかし近年は、生涯学習を支援する立場から「学生向け」の保育所を設立する動きが目立っている。

 北海道大は、教職員の利用が中心だった保育施設を、四月から認可保育園として新装オープン。学生や地元住民にも利用できるようにする。

 私大では、津田塾大(東京都小平市)や日本女子大(東京都文京区)が、学生や生涯学習講座の受講生向けの託児施設を持つ。総合大学では早大が二年前、キャンパス近くに運営を民間委託した保育所を新設。現在は大学院生の子供を中心に約二十人が定期的に利用しているという。

 文科省学生支援課では「学生対象の保育所が増えたのは、少子化とともに大学間競争が激化する中、各校が独自色を打ち出して学生獲得につなげようとしているからだろう」とみている。
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by miya-neta | 2005-03-13 23:23 | 女 性