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「二条河原落書」のネタ帳


by miya-neta

東武線・踏切死亡事故:手動での安全装置解除、「現場の判断で」容認--内規では禁止

MSN-Mainichi INTERACTIVE 事件


 東武伊勢崎線(東京都足立区)の踏切で4人が死傷した事故で、東武鉄道は、手動開閉式の踏切で電車接近時に遮断機を上げるためには「駅長の指示で装置を解除する」などと内規を定めながら、実際には、現場の判断で解除することを会社側が容認していた。人為的ミスを招いた東武鉄道の安全管理のあり方が問われそうだ。

 東武鉄道には、保安係員が手動で遮断機を開閉する踏切が伊勢崎線内に3カ所ある。同社の説明では、電車が近づいて係員が遮断機を閉めると、操作レバーにロックがかかり、列車が通過するまで解除されない仕組みになっている。

 内規は、電車接近中は原則的に安全装置の解除を禁じたうえで、「特別の事由」で駅長の指示がある場合に限り、解除装置の操作を許している。だが、踏切内に人が残った場合などは、保安係の判断で解除ボタンを押し遮断機を操作していた。15日会見した角田建一常務も「日常茶飯事ではないが、(解除ボタンを)押すケースはある」と半ば常態化していることを認めていた。

 国土交通省によると、ピーク時の1時間に40分以上遮断機が閉まり、保安係員が手動で遮断機を開閉する方式のものは東武のほか、京成電鉄(東京都)に2カ所、名古屋鉄道(名古屋市)に1カ所ある。【青島顕】

毎日新聞 2005年3月17日 東京夕刊
by miya-neta | 2005-03-17 23:20 | 社 会