「二条河原落書」のネタ帳


by miya-neta

バチカン 「台湾との断交方針決定」 香港主教「中国との関係改善」

Sankei Web 産経朝刊 バチカン 「台湾との断交方針決定」 香港主教「中国との関係改善」(04/06 05:00)


産経Web 平成17(2005)年4月6日[水]

【北京=福島香織】香港主要紙は五日、カトリック香港教区の陳日君(ヨセフ・ツェン)主教の発言として、バチカン市国が中国との関係改善に向けて、外交関係を維持してきた台湾と断交する方針を「決定している」と伝えた。主教発言について、中国外務省の秦剛報道官は五日、「関係の報道を注視している」と述べ、バチカンとの関係改善に意欲を表明した。

 中国はこれまで、欧州で唯一台湾を外交承認するバチカンとの関係切り崩しを図る一方、ローマ法王の支配から隔絶してきた中国国内のカトリック教徒に法王の影響力が及ぶことを強く警戒してきた。ヨハネ・パウロ二世の在位期間中にも中国との間で水面下接触が伝えられてきただけに、今回の発言内容の行方が注目される。

 明報などの香港紙によれば、陳主教は四日に香港で行われたローマ法王の追悼ミサのあとで記者団に対し「バチカンはすでに台湾放棄を決定している。中国との正式な会談を待って、互いに譲歩するかを決めるだろう」と述べた。

 ただ、「決定」を実行する上で、(1)バチカンはいかなる国とも一方的に断交した経験がない(2)中国の信徒に本当の信仰の自由がない-の二点を障害として指摘した。

 中国側はローマ法王の死去後、「新法王の指導下でバチカンとの関係改善の条件をつくりたい」と表明。公認のカトリック組織を通じて弔意を伝えていた。

 今回の発言について、秦報道官は重ねて関係改善の意欲を表明する一方、改善条件として(1)台湾との断交(2)宗教問題を含む中国内政への不干渉-の二大条件では譲歩できないとの姿勢を強調した。

 中国のカトリック教徒は、公認組織に属する約五百万人のほか、当局に抵抗しながら信仰の自由を守ろうとする地下教会にも五百万人以上が属するとされ、厳しい迫害を受けている。

 これら非公認信者を力づけるような法王の影響力強化は避けたいに違いなく、今後の展開は、後継法王がどのような姿勢を打ち出すかにかかっているといえる。
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by miya-neta | 2005-04-06 10:24 | 国 際