能とバレエ、愛知万博で競演 「胡蝶」を上演
2005年 06月 21日
2005年06月21日10時21分
現代と中世、東洋と西洋が融合した幻想の世界に、会場を埋めた観客は魅了された――。日本を代表するデザイナー森英恵さんがデザインした衣装を身にまとい、26世観世宗家の観世清和さんと人気バレエダンサーの笠井裕子さん、逸見智彦さんコンビが競演する「胡蝶(こちょう)――能とバレエの宴」(朝日新聞社など主催)が20日、愛知万博(愛・地球博)のEXPOホールで上演された。
能「胡蝶」は源氏物語から題材をとった幻想的な作品。観世さんが梅の花に戯れることを願う「胡蝶の精」を舞った。最初は伝統的な能衣装で登場。後半は森さんがデザインした衣装を身につけ、幽玄な舞を見せた。気鋭の華道家、假屋崎(かりやざき)省吾さんの立花が舞台を飾った。
チョウをデザインした森英恵さんの衣装で演じられた能「胡蝶」=20日午後、愛知万博会場で
森英恵さんのチョウのデザインの衣装で演じられたバレエ「胡蝶」=20日午後、愛知万博会場で