「二条河原落書」のネタ帳


by miya-neta

「ミシシッピー・バーニング」裁判 元KKKに有罪

CNN.co.jp : 「ミシシッピー・バーニング」裁判 元KKKに有罪 - USA


2005.06.22
Web posted at: 11:59 JST- CNN
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「ミシシッピー・バーニング」裁判で有罪となったキレン被告=21日、ミシシッピー州で


米ミシシッピー州フィラデルフィア(CNN) 黒人の人権尊重を求める公民権運動が繰り広げられていた1964年にミシシッピー州で、公民権活動家3人が白人至上主義団体「クークラックスクラン(KKK)」に殺害された事件について、当地の裁判所陪審は21日、事件の主犯として起訴された元KKKの80歳男性に対し、罪状3件について有罪を言い渡した。この事件はアラン・パーカー監督の映画「ミシシッピー・バーニング」(1988年)の題材となった。

ミシシッピー州ナショバ郡巡回裁判所の陪審団は、元KKKメンバーのエドガー・レイ・キレン被告(80)に対し、公民権活動家アンドリュー・グッドマン、マイケル・シュワーナー、ジェイムズ・チェイニー3氏の殺人について、故殺罪で有罪と評決を下した。

検察はキレン被告を謀議による殺人罪で起訴していた。

陪審団は白人9人、黒人3人で構成され、数時間の議論の末に評決に達した。量刑言い渡しは23日午前の予定。州司法長官によると、罪状1件についての最高刑は禁固20年。

キレン被告は特に表情を動かさず、評決読み上げを聞いていた。しかし車椅子のまま廷吏に囲まれて退廷する際、記者団のマイクやカメラを手で押しのけ殴りかかるような仕草を見せた。中には黒人の記者やカメラマンもいた。

ナショバ郡のダンカン地方検事は、有罪評決を得て「これでやっと、ナショバ郡で有名なのはハリウッド映画だけという状態が終わる」と述べた。

有罪評決について、被害者チェイニーさんの兄弟ベンさんは「これで終わりではないが、とりあえずはよしとする」と述べた。

被害者グッドマンさんの母キャロリンさん(89)は、「ずいぶん長く待たされた」としながら「嬉しいわけではない。ただ、(キレン被告が)ずっと刑務所にいることを願うだけ。それで十分。死刑には反対だ」とニューヨークの自宅から話した。

被害者シュワーナーさんの妻だったリタさんは、「これで全てが終わりではなく、(同種事件について)始まりとなってほしい」と述べた。この事件には被害者に、ニューヨーク出身の公民権活動家で白人の2人が含まれていたから世間の注目を浴びたが、それ以外にもKKKなどの犠牲者は多くいるはずだと指摘した。

事件では、黒人参政権の実質的確立のための法案成立を目指す「自由の夏」計画の一環として、活動家たちが黒人の有権者登録を募っていた最中に起きた。グッドマンさん(当時20)とシュワーナーさん(同24)は「自由の夏」のためニューヨークからミシシッピー入りしていた白人青年。チェイニーさん(同21)は地元出身の黒人青年だった。3人は6月21日、教会への放火現場に急ぐところをスピード違反で逮捕され、ナショバ郡刑務所に入れられた。

検察の調べによると、刑務所に収監された3人について、キレン被告を中心とするKKKの約20人が、3人の殺害を計画。釈放された3人の車を、2台に分乗したKKKが追跡し、車から引きずり出し、銃で殺害し、ブルドーザーで土手に埋めたという。約5メートルの深さに埋められた遺体は44日後、米連邦捜査局 (FBI)が発見した。

当時の連邦法には殺人罪の規定がなかったため、連邦司法当局は訴追ができず、一方で州政府は一切この事件を扱わなかった。67年になって連邦政府が、被害者らの公民権侵害の罪でキレン被告らを起訴。7人は有罪となったが刑期は6年以下にとどまり、7人は無罪となった。キレン被告も、陪審不一致のため釈放された。今回新たな証人や証言が得られたため、検察は訴追手続きを再開。今年1月に大陪審がキレン被告を正式起訴した。
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by miya-neta | 2005-06-23 11:19 | 国 際