「二条河原落書」のネタ帳


by miya-neta

野田聖子「自殺は執行部のいじめ」

ZAKZAK


「多くの重要法案棚上げ郵政国会こそ政治空白」

信念を貫き、郵政法案に反対票を投じた野田元郵政相=先月5日、衆院本会議場
 郵政民営化法案反対派の“ジャンヌ・ダルク”こと野田聖子元郵政相(44)は2日、夕刊フジとのインタビューで、同僚の永岡洋治衆院議員(54)が自殺した背景を解説。そのうえで小泉執行部の“暴力団まがい”の多数派工作を痛烈に批判した。さらに、政治家としての信念を貫く大切さを強調。参院議員が打算や保身ではなく、良心に従い本会議採決で投票するように呼びかけた。

 ●市場万能主義に懸念●

 「私のおじにそっくりで、親近感を持っていた。政治家として尊敬していただけに、本当に残念」

 野田氏はまず、永岡議員の自殺についてこう語った。

 反対派の仲間として活動を共にしてきただけにショックは大きいが、昨年、共に欧州連合(EU)を視察した際、「普段は温厚な永岡議員が、EU幹部との会合では農業問題について徹底的に質問したのに驚いた。ハートの熱い、まじめな人だと思った」と当時の様子を披露。

 さらに、永岡議員が郵政民営化法案についても熱心に研究し、民営化は市場万能主義を招き、日本社会が勝者と敗者の二極化に進むことを危惧(きぐ)していたことも明らかにした。

 実際、小泉内閣では、民間企業の幹部が多数参加する政府の経済財政諮問会議で政策が企画・立案されているが、永岡議員は「(経営者の考えは)もうからないことは止めろ、という考えになりやすい。郵政も農業もそういう方向に流れはしないか」と懸念していたいう。

 ●永岡議員への熾烈な圧力●


平成15年4月の衆院補選で初当選し、喜ぶ永岡議員
 「純粋な人だから(信念を曲げたことを)悩んだと思う」

 永岡議員が郵政法案に反対を表明していながら衆院採決で賛成票を投じたことについて、野田氏はこう述べた。

 政治家の信念を曲げさせるほど、執行部の多数派工作は熾烈(しれつ)を極める。3億5000万円とも言われる現ナマや大臣ポストが飛び交う一方、“アメ”の効かない議員には「隠し子がいるのをばらすぞ」「除名して対立候補をたてるぞ」などとの“恫喝(どうかつ)”も。

 ある与党幹部は「自民党の多数派工作は何でもあり。暴力団まがいのようなこともあるようだ」と言うが、野田氏もその“被害者”の1人。地元の市会議員に「(野田氏の)対抗馬として出ないか」などと出馬要請があったという。

 永岡議員の選挙区には、中村喜四郎元建設相(56)という有力候補がおり、次期総選挙での出馬が濃厚。永岡議員は除名されたら、圧倒的に不利になる。こうした情勢を踏まえ野田氏は「私以上に生々しい話があったのではないか。その人の名前を具体的に出されたら、永岡議員は相当、悩むはず。執行部にいじめられやすい立場にあった」と解説した。

 また、「永岡議員は亀井派にいじめられていた」との指摘については、「亀井派には法案に賛成した議員もたくさんいて一枚岩ではない。派閥と党の間で悩むことはない」と反論。「(首相サイドは)私たち反対派を悪者にしたいのかもしれない」と述べた。

 ●党利党略●

 「法案否決となれば、衆院解散・総選挙だ」「いま選挙をすれば自民党は下野する」

 これは執行部が多数派工作で使っている常套(じようとう)句だが、そこには郵政法案が国益につながるという説明は見当たらない。

 野田氏は最後に、「郵政法案にかまけ、テロ対策の組織的犯罪処罰法改正案など多くの重要法案を先送りした郵政国会こそが政治空白」と批判。

 さらに、サウジアラビアのファハド国王の弔問を小泉首相が見送ったことについても、「郵政よりもエネルギー政策の方がはるかに重要。首相は国の行く末をきちんと考えるべきだ」と訴えた。

ZAKZAK 2005/08/03
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by miya-neta | 2005-08-03 18:00 | 政 治