鳥インフルエンザのワクチンを開発 米国
2005年 08月 08日
2005.08.08
Web posted at: 19:24 JST- CNN/AP
ワシントン――米厚生省は7日、鳥インフルエンザに対する、人間に有効なワクチンを開発したと発表した。数週間のうちに大量生産することも可能だとしている。
AP通信によると、高齢者と子どもを対象にワクチンの臨床試験を実施。これまでに、健康な成人450人のうち115人で、鳥インフルエンザに対する免疫が確認された。今後も同様の結果が得られる見通しだという。
鳥インフルエンザは、アジアの国々で112人が感染し、うち57人が死亡している。感染者の多くは鳥から感染したとみられているが、専門家は、ウイルスの変異により鳥インフルエンザが人から人へと感染し、世界的に大流行する危険性も指摘。世界保健機関(WHO)は「大流行は不可避であり、間近に迫っている可能性もある」と警告している。