永平寺:倒木で渡り廊下つぶれる、中雀門にもゆがみ
2005年 09月 07日
7日午前4時ごろ、福井県永平寺町の曹洞宗大本山永平寺境内にある同県文化財指定の中雀(ちゅうじゃく)門西側渡り廊下(幅約2.5メートル、高さ約3メートル)が、松の倒木で約40平方メートルにわたって押しつぶされているのを修行僧が見つけた。中雀門も柱の一部がゆがんだ。
松は直径約1メートル、高さ約15メートルで、根元から約3メートルのところで真っ二つに折れ、廊下にのしかかっていた。中雀門は境内中央の仏殿と山門の間にあり、1852年、開祖道元の600回大遠忌を記念に建立された。【田辺一城】
毎日新聞 2005年9月7日 13時28分