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「二条河原落書」のネタ帳


by miya-neta

レジ袋:有料化後もリサイクル対象に 環境省方針

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 有料化を打ち出したスーパーなどのレジ袋について、環境省は今後もリサイクルの対象とする方針を固めた。容器包装リサイクル法(容リ法)では有料化するとリサイクルの対象から外れるため、資源の有効利用を図る同法の趣旨に反すると判断した。経済産業省と協議し、来年の通常国会での法改正を目指す。

 スーパーやコンビニで無料配布されるレジ袋は、年間で約300億枚(大型レジ袋換算)と推定され、家庭から出るプラスチックごみの約1割(重量)を占める。無駄遣いの象徴といわれており、容リ法によるリサイクルの対象となっている。

 しかし、家庭ごみがいっこうに減らないため、環境省と経産省は排出削減を狙いレジ袋の有料化方針を打ち出した。ただ現行法は「容器包装」を「商品が消費されたり、分離された場合に不要になる容器や包装」と定義。レジ袋が有料化されると「商品そのもの」になり、リサイクル対象から外れてしまう。中央環境審議会(環境相の諮問機関)ではこの点を疑問視する意見が相次ぎ、6月の中間報告では「リサイクルが引き続き確実に実施されるような措置を検討することが必要」と盛り込んだ。

 現在、小売店はレジ袋の利用量に応じてリサイクル費用を負担している。環境省は「排出削減でリサイクル費用の負担が減るうえ、有料化で収入も得るのに、リサイクルの対象とならないのでは国民の理解を得られない」と説明する。経産省も「有料化後もリサイクル対象とすることは、検討に値する」としており、環境省は同法で有料化後のレジ袋をリサイクルの対象と位置づけることも視野に検討を進める方針だ。【江口一】

毎日新聞 2005年9月14日 3時00分
by miya-neta | 2005-09-14 03:00 | 経 済