大阪市筆頭助役辞任へ、職員厚遇問題で引責か
2005年 09月 22日
大阪市の職員厚遇問題に関連し、関淳一市長は21日、土崎敏夫・筆頭助役(67)が26日に辞任すると発表した。
市長は「土崎氏は(厚遇問題など)いろいろなことが起きていた期間に在任していた」とし、事実上、一連の問題の責任を巡る解任であることを示唆した。
また、森下暁・市長室長兼経営企画監(51)が16日の市議会委員会で、ヤミ年金・退職金に投入された公費のうち未返還の189億円について、「法的に時効で、返還請求は不可能」と答弁したことから、「市の見解でないコメントをした」として21日付で更迭した。
市長としては、議会や職員労働組合などに太いパイプを持つ市の幹部2人の更迭によって、今後の市政改革に向けた不退転の姿勢を市内外に示す狙いとみられる。
(2005年9月22日0時36分 読売新聞)