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「二条河原落書」のネタ帳


by miya-neta

巡査が男に発砲、元暴力団組員の男が死亡 大阪・岸和田

asahi.com:社会


 巡査が男に発砲、元暴力団組員の男が死亡 大阪・岸和田_b0067585_8373634.jpg2005年09月28日23時33分

男ともみ合いの末、警官が車内で発砲した乗用車付近を調べる捜査員ら=28日午後5時47分、大阪府岸和田市磯上町4丁目で


 28日午後3時45分ごろ、大阪府岸和田市春木若松町の路上で、岸和田署地域課の巡査(27)が男2人が乗った車に引き込まれ、約1キロにわたって走行中の車内でもみ合いとなり、1人に向けて拳銃1発を発射した。弾は男の右胸に命中し、男は病院に運ばれたが出血性ショックなどで約5時間後に死亡。もう1人の男は逃げたが、同日夜、大阪市内の暴力団事務所で身柄を確保した。同署は監禁と公務執行妨害容疑で逮捕する方針。

 同署の調べでは、死亡したのは岸和田市小松里町、元暴力団組員の中井勝明容疑者(34)。被疑者死亡のまま、同容疑で書類送検する予定。逃げていた男は勝明容疑者の双子の弟の暴力団員。

 巡査は、自動車登録のないナンバーが付いた乗用車の近くで張り込み捜査中だった。弟の暴力団員がこの車に乗り込もうとしたため、職務質問していたところ、勝明容疑者が別の乗用車で駆けつけた。弟は勝明容疑者の車に乗り込んだが、巡査が体をつかんでいたため、巡査が車内に引き込まれて走り出したという。

 巡査は後部座席で弟ともみ合いになり、背後から拳銃を奪われそうになったため、弟の手をかむなどして抵抗していたという。


 勝明容疑者は車を約1キロ先の同市磯上町4丁目の路上で止め、車から降りて後部座席で弟に羽交い締めされていた巡査に迫ってきたため、巡査は開いていた窓越しに拳銃を発射したという。

 巡査は「男らが『拳銃を奪って殺してしまえ』『アイスピックを使え』と言っていたので身の危険を感じた」と話し、発砲については「右肩をねらって撃った」と話しているという。

 逃げた車には、勝明容疑者の妻と子どもらも乗っていた。弟は子どもを連れて逃げ、通りがかった車に乗せてもらって同市内で降りたという。同日夜、大阪市西成区の事務所に現れたところを身柄を確保し、午後9時ごろ、同署に同行した。

 岸和田署の豊田保夫副署長は「現時点で判明している状況によれば適正な拳銃の使用と考えている」としている。

 巡査が連れ去られた現場は、南海本線春木駅近くの住宅街。発砲現場は、片側1車線の府道で、道路沿いには大型スーパーや自動車教習所、病院の寮などがあり、夕方も人通りは絶えない。現場は集まった近所の人で一時騒然とした。

 発砲現場にいた女性会社員(26)は「後部座席に制服姿の警察官が見え、拉致されていると思った。『パーン』という銃声が1回して、男が胸を抱きかかえるように崩れ落ちた」と驚いた様子だった。近くで買い物をしていた主婦(55)は「阪和道でも銃撃があったばかりで、本当に怖い」と話した。
by miya-neta | 2005-09-28 23:33 | 社 会