「二条河原落書」のネタ帳


by miya-neta

外国人登録証に早くも偽物 特殊シール「中国から運搬」

asahi.com:社会


2005年10月10日14時53分

 偽造防止を図ろうと、6月にデザインを一新したばかりの外国人登録証明書の偽物が早くも相次いで出回っている。法務省は5年ほどかけて新デザインに全面的に切り替える計画だったが、予想を超える早さに、対策はお手上げ状態だ。

 新しいデザインの外国人登録証明書は、精巧な偽造防止策が「売り」のはずだった。特殊なホログラムシールが使われ、法務省のシンボルマーク、桐(きり)の紋章が浮かび上がったり、同省の英語の略称、「MOJ」という文字の色が角度によって変わったりする。

 その自慢のホログラムシールの偽造品が都内のマンションから押収されたのは、9月中旬。約700枚のシールが黄色い台紙に1枚ずつ張られていた。「警察官が見ても全く見分けがつかない」と、押収した静岡県警。警視庁も9月末、新しいデザインの登録証を偽造したとして、中国人の男女3人を有印公文書偽造の疑いで逮捕した。

 「いずれは偽物が出てくるとは思っていたが、こんなに早いとは」と、法務省の担当者は驚きを隠しきれない。

 本物のシールは、発注から完成まで3カ月かかった。一方、偽物は新デザインの発行を始めて約4カ月で出た。「本物と同じくらいの期間で偽物を作られてしまった」(同担当者)。

 二つの偽造事件の容疑者はどちらも「中国からシールを運んだ」と供述。「登録証をなくした」とうそを言って、市区町村の窓口で追加発行してもらい、新しい登録証を海外に送り、偽造に使ったのでは――法務省はそうみている。

 登録証は、銀行口座開設や不動産の契約などの際に身分証明書として使われ、偽造は不法滞在者ら相手のビジネスになっている。警視庁に逮捕された3人は1枚2万円で売り、出来が悪いと少し安くしていたという。

 自民党は、登録証にかわる「IC在留カード」を発行し、氏名や住所、在留資格などを電子データ化するよう提案。法務省も可能性を探っているが、ICカードには膨大な個人情報が記録できることから、住民基本台帳カードと同様、「監視社会化につながる」との懸念もあり、実現には曲折が予想される。
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by miya-neta | 2005-10-10 14:53 | 国 際