「二条河原落書」のネタ帳


by miya-neta

大阪版「小泉劇場」? 大阪市長辞職、議会は冷ややか

asahi.com:政治


2005年10月17日07時47分

 市政改革マニフェスト案への信を問う――。「改革」をシンボルに、政党や労組など、従来の支持勢力とたもとを分かって出直し選挙に臨む決断をした大阪市の関淳一市長。そこには、郵政民営化を争点に解散総選挙に打って出た小泉首相の政治手法がダブって見える。「抵抗勢力」を正面突破し、改革を推進できるのか。大阪市版「小泉劇場」は吉と出るか凶と出るか。

   ◇    ◇

 「18日の本会議の日に辞職したい。その後の市長選に出て、市民に信を問う」

 関市長は16日夜、市議会最大会派の自民党幹部に電話し、一方的に「通告」した。

 事前の相談もなく、「寝耳に水」の幹部が言い返した。

 「何を言っているのか。11月にはまた市議会がある。選挙ができるわけないだろう」

 9月以降、関市長が議会などへの根回しなしに、トップダウンで重要な決定を打ち出す場面が増えた。

 9月末には、改革に消極的とみた筆頭助役と市長室長を事実上、更迭。10月初めには、担当部局の反対を押し切って、破綻(はたん)した三セク「大阪シティドーム」の法的整理を決めた。

 小泉自民党が総選挙で大勝した直後だけに、「身内を敵に回す、小泉首相のようなやり方だ」(市幹部)と、市長の手法を「小泉流」と受け止めた関係者が多かった。

 この頃、ある与党市議は関市長にこう声をかけた。「マニフェストを掲げて選挙をしたらどうか。今なら団体の支援なしに、街頭演説だけで勝てる」

 市政改革マニフェスト案に対し、市議会での集中審議では、「市民の承認を得ていない」などの批判が相次いだ。

 それなら、選挙で市民の信任を得よう――。関市長はそう考えたようだ。

 ただ、市長の決断に議会は冷ややかだ。

 自民党のある市議は「小泉首相は衆院の構成を変えて法案を通したが、関市長が再選しても議会の勢力が変わるわけではない」。

 公明党市議は「職員厚遇問題にまみれた関市長に無党派の風が吹くとは思えない」といい、「知名度のある対立候補にでも立候補されたら、勝てない」との指摘もある。

 市職員たちの間には動揺が広がる。ある職員は「改革はどうなるのか。来月、正式に決めるはずのマニフェストだって、発表できるのか」。

 一方、地元経済界からは歓迎の声も。ある関係者は「小泉さんの郵政改革と同じだ。単一争点の選挙はありうる。手法として反発はでないのではないか」と見る。
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by miya-neta | 2005-10-17 07:47 | 政 治