「二条河原落書」のネタ帳


by miya-neta

「靖国参拝」で論戦 小泉首相と前原代表の党首討論

asahi.com:政治


2005年10月19日20時36分

 民主党の前原代表が19日、小泉首相との初の党首討論に臨んだ。行財政改革を中心に「改革競争」を挑んだ代表質問から一転、前原氏は、得意の外交・安全保障分野に照準を合わせて首相の靖国神社参拝や米軍再編問題などを取り上げた。首相は、靖国参拝は憲法上問題ない行為との認識を強調したが、前原氏は憲法上疑義があると指摘。中韓両国の反発などに触れながら「外交不在の小泉政権」と批判した。

 衆院本会議、予算委員会に続く3度目の論戦。首相の滑り出しは余裕の受け答えだった。

 前原氏が米軍再編の普天間飛行場移設について「9年前に解決するはずだったが、いまだにできていない。リーダーシップを発揮してきたのか」とただすと、首相は「米政府は確かに普天間飛行場の返還が遅れているとの気持ちを持っている。一日も早く合意し、沖縄の皆さんの協力を得ながら進めていくべき大事な課題だ」と認めた。「地元との折衝も含め責任を取るのか」との前原氏の問いにも、首相は「責任はすべて私にある」。

 だが、前原氏の追及が靖国参拝問題になると、首相はとうとうと反論を始めた。「……中国、韓国には理解していただくように努力していかないといけない。総理大臣である小泉純一郎が一国民として参拝する、しかも平和を祈念する……」。時間にして3分20秒余り。

 首相が「思想及び良心の自由は、これを侵してはならないと憲法19条に規定されている」と強調したのに対し、前原氏は「憲法には思想信条の自由だけでなく、政教分離も書いてある」と反論。「ポケットからさい銭出してチャリン、こんな不謹慎な話はない」と参拝スタイルも批判した。

 首相も、前原氏が発言を途中で遮ろうとすると、「どれだけ時間を前原さんに与えていますか。私にも与えてください」。

 中国側が外相会談を拒否、韓国の盧武鉉(ノ・ムヒョン)大統領も訪日を見送る可能性が出るなど外交日程に影響が出たことは隠しようがなく、前原氏は「中国の多くの問題をトータルに考えず、この4年半は外交不在の小泉政権だ」と指摘、発言を終えた。

 一方、党首討論を終えた首相は近隣諸国との対話について「十分進められます。短期的な視点からでなく長期的に」と官邸で記者団に説明。「長期的とはどれくらいか」と聞かれて答えた。「10年、20年、30年」

■党首討論での靖国参拝をめぐるやりとり

 〈民主・前原代表〉 靖国参拝を強行されたことで日中間の戦略的な包括的な対話の道筋が閉ざされた。町村外相が(中国に)行くと言って断られている。盧武鉉(韓国大統領)さんも来ないと言っている。しっかりとした関係構築ができるのか。

 〈小泉首相〉 できると思っている。中国、韓国との問題は靖国参拝だけではない。靖国参拝をやめればいいのかという議論にはくみしていない。中国にしても韓国にしても理解していただくように努力していかないといけない。

 「思想および良心の自由は、これを侵してはならない」と憲法19条に規定されている。総理大臣である小泉純一郎が一国民として参拝する、しかも平和を祈念する。平和と繁栄は現在生きている人だけで成り立っているのではない。過去の戦場で倒れた方々の尊い犠牲の上にあることを片時も忘れてはならないと参拝している。それがどうしていけないのか。私は理解できない。

 〈前原代表〉 誰がいけないと言ったか。私はA級戦犯が合祀(ごうし)されている間は行かない。靖国神社が45年まで国家神道の姿として存在していた。(両手を胸の前で合わせて)これはないですよ。これはお墓参りだ。神社に行くときは頭(こうべ)をたれるものだ。しかも、ポケットからさい銭出してチャリン、こんな不謹慎な話はない。私人としての参り方を演出したかったのかもしれないが、むしろ亡くなった方に失礼だ。

 憲法には思想信条の自由だけでなく、政教分離も書いてある。大阪高裁では憲法判決も出ている。中国の多くの問題をトータルに考えず、この4年半は外交不在の小泉政権だ。
[PR]
by miya-neta | 2005-10-19 20:36 | 政 治