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「二条河原落書」のネタ帳


by miya-neta

山口県防府市の多々良学園が経営破綻 負債総額71億円

asahi.com:社会


2005年10月26日20時41分

 山口県防府市の私立多々良学園高校などを経営する学校法人多々良学園(中村見自(けんじ)理事長)は26日、民事再生法の適用を東京地裁に申請し、保全命令を受けたと発表した。負債総額は約71億円(3月末現在)。文部科学省によると、高校を経営する学校法人への同法適用は、把握している限り全国初という。

 同法人によると、同校では少子化で89年をピークに生徒数が減り、授業料などの収入が減少。旧校舎の老朽化で99年に移転計画を立て、04年4月に全面移転したが、多額の有利子負債の返済で資金繰りが悪化した。

 03~04年に金融機関から約73億円の融資を受け、総額約85億円の移転工事に取り組んだ。野球場や人工芝のサッカー場を備えた新校舎が完成したが、30億円を予定した寄付金が3億円しか集まらなかったという。

 同校は今後も通常通り授業を続け、来年度の募集も例年通りという。中村理事長は「相当の額を寄付に頼る計画に無理があった。生徒や保護者に心配をかけ、深くおわびする」と陳謝した。

 代理人の弁護士によると、債権者は約50社で、27日に同校で債権者説明会を予定。今後は他の学校法人をスポンサーとして募る。「旧経営陣に対し、損害賠償など法的責任を問う必要があるか調査する」と話した。

 同校は普通科と総合学科に計約800人の生徒が在籍中。教職員は94人。スポーツが盛んで、特にサッカー部は前回の全国高校選手権で8強入りしている。同法人は同市内で付属幼稚園も経営している。
by miya-neta | 2005-10-26 20:41 | 教 育