「二条河原落書」のネタ帳


by miya-neta

第3次小泉改造内閣が発足 実務型、外交路線は継続

asahi.com:政治


2005年10月31日22時56分

b0067585_23295364.jpg 小泉首相(自民党総裁)は31日午後、内閣改造を行い、自民、公明両党による第3次小泉改造内閣を発足させた。「ポスト小泉」候補の安倍晋三自民党幹事長代理を官房長官に起用する一方、同じ森派の福田康夫元官房長官は入閣させなかった。「ポスト郵政」の政策課題を担う経済財政担当相に与謝野馨党政調会長を充て、谷垣財務相を留任させるなど経験者を多く入閣させ、「実務重視」の布陣を敷いた。外相には、首相の靖国参拝に賛成するなど、主張が近い麻生総務相を据え、外交路線の継続性を重視した。

 小泉首相は31日夜の記者会見で改造内閣について「『改革続行内閣』という気持ちで人事を行った。国民の声を真剣に受け止めて改革を続行したい」と語った。

 首相は昨年9月に発足させた第2次改造内閣を「郵政民営化実現内閣」と位置づけ、関連法成立まで陣容を変えなかった。今回の改造は残り1年を切った任期で構造改革を仕上げ、後継者に引き継ぐ布陣となる。

 ●ポスト小泉

 首相は安倍氏を内閣の要の官房長官に起用したことについて、会見で「安倍さんの将来を考えると適所だ」と述べた。公明党幹部は「安倍氏が先行している。首相は安倍氏が本命なのだろう」と語る。

 外相に横滑りした麻生総務相にも「米国に顔を売るチャンス。ポスト小泉は外国に認知されないといけない」(自民党幹部)との声がある。

 政府系金融機関の統廃合に慎重姿勢を見せ、首相から一喝された谷垣財務相は留任した。首相は、組閣本部で谷垣氏に「あれは叱責(しっせき)でなく、激励だった」と語った。

 3人と対照的に福田氏は入閣しなかった。「福田氏は当初から入閣に消極的だった」(自民党幹部)との見方がある。

 ●改革競争

 「今回は、サプライズではないよ」

 小泉首相は組閣本部で閣僚リストを配りながら、そう語った。自民党参院幹部も「若手より中堅・ベテランを入れた実務型内閣」と指摘する。

 新閣僚の平均当選回数は6.9回と最も高く、平均年齢も60歳を超えた。総選挙での「初当選組」から起用したのは猪口邦子氏の1人だけだ。

 一方、国と地方の税財政改革(三位一体改革)や政府系金融機関の統廃合といった「ポスト郵政」の課題を官邸主導で進める体制を敷いた。

 政権発足時から経済財政諮問会議を取り仕切ってきた竹中経済財政相の後任に、党政調会長だった与謝野氏を充てた。与謝野氏の後任には、首相に近い中川秀直国対委員長を起用。「政府・与党が改革競争をする」(中川氏)布陣とした。

 竹中氏は総務相に横滑りさせた。郵政民営化や三位一体改革、公務員改革を担う「小さな政府担当大臣」(竹中氏)とする狙い。留任した谷垣氏を含め諮問会議メンバーは経験者で固めた。中川農水相と額賀防衛庁長官はともに「再登板」だ。

 一方、当選9回の中馬弘毅氏を初入閣させるなど「入閣待望組」への配慮も見せた。「今までにない細かいところまで気を配った人事」(森派幹部)との見方もある。

 ●「毅然」に重き

 麻生総務相は31日の組閣本部で、尋ねた。

 「私や安倍さんなどタカ派が多いが大丈夫か」

 小泉首相は「(タカ派色が強いとされた)福田(赳夫)内閣のように毅然(きぜん)とした対応を取った方がアジア外交はうまくいく」と答えたという。

 首相の靖国神社参拝でこじれた中国、韓国との関係改善などアジア外交を打開するため、外交に明るい福田康夫氏の起用を求める声が与党や財界から出ていた。しかし、福田氏は首相参拝に慎重姿勢を唱えるなど、アジア外交では首相と異なる立場。一方、外相に起用された麻生氏、官房長官の安倍氏はともに、首相の靖国参拝に賛成の姿勢だ。首相は、閣内で足並みをそろえることを重視したと見られる。

 一方、首相は組閣本部で沖縄・北方担当相を兼ねる小池環境相に「沖縄の方を頼む」と指示。額賀防衛庁長官にも「小池さんと一緒に沖縄をしっかりやってくれ」と語るなど、沖縄の在日米軍基地再編への取り組みを強化する考えを示した。
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by miya-neta | 2005-10-31 22:56 | 政 治