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「二条河原落書」のネタ帳


by miya-neta

青森・東通に初の学習塾 高校進学、村が助太刀

河北新報ニュース

 青森県東通村が、高校受験を控える中学3年生を対象とした「東通村学習塾」を開講した。村には塾がなく「高校進学に不利」との声が上がっていた。全国的にも珍しい公費負担による「村立塾」に、保護者らの期待が集まっている。

 初回の10月29日、教室となる村体育館の会議室には、村内三つの中学の3年生計88人のうち、県立高入学を目指す50人が集まった。教えるのは、むつ市内にある学習塾の講師2人。生徒全員に「分からないことは、そのままにしないで」と呼び掛けた。

 授業は毎週土曜日の午後1―5時、英語と数学を2時間ずつ行う。受講料は、2教科で初回5800円だが、大半が参考書代。その後は、教材代の月額500円だけで受講できる。講師への謝礼は村の負担だ。

 村内の中学生は毎年、約7割が隣のむつ市内の県立高に進学する。しかし、学力テストの成績は、県内でも低い下北郡の平均点をさらに下回る状況。昨年行ったアンケートでは、保護者から「村に塾がなく受験に不利」「むつ市の塾まで通わせるのは大変」との声が、多く上がっていた。

 塾は村とPTAの共同運営。生徒の大半は「親に言われたから…」と苦笑するが、学校とは一味違う授業内容に評判は上々だ。
 北部中の宮川祐希美さん(15)は「学校はどんどん進んでしまうけど、こっちは詳しく聞けて分かりやすそう」と話す。

 村は今春、学力向上と人材育成、そして最終的に定住人口増加を目指す総合教育プランを策定。10月に、小中学校講師を独自採用する構造改革特区申請を行った。村教委は「学校自体の指導充実と併せ、子どもの学ぶ環境を整えていきたい」(教育政策室)と話している。

2005年11月01日火曜日
by miya-neta | 2005-11-01 10:31 | 教 育