「二条河原落書」のネタ帳


by miya-neta

武蔵の教え、海を超え 北九州へ外国から門下生続々

asahi.com:文化・芸能


b0067585_10352320.jpg2005年11月23日17時20分

剣術の練習をするグエンさん、岩見さん、バブレッドさん(右から)=21日午後、北九州市小倉北区の手向山公園で

 剣豪・宮本武蔵(1584~1645)が創始した剣術「兵法二天一流(にてんいちりゅう)」の習得を志して来日する外国人が、北九州市に集まっている。小倉南区の道場で2年前から交流が進み、100人以上が門をたたいた。日本人門下生の人数を上回る勢いで、「日本人より熱心」と評判は上々だ。

 二天一流は武蔵が晩年に書き残した「五輪書」でも紹介され、木刀の二刀流が特徴。小倉南消防署員の岩見利男さん(57)が03年に第11代宗家を継ぎ、同区の自宅兼道場で門下生19人に教える。「武蔵の教えを世界に広めたい」と海外での普及も力を入れてきた。

 合気道や柔道、剣道などの武道は、特に欧州で人気が高く、武道の祖とされる武蔵も有名だ。五輪書は翻訳され、武道専門の雑誌もある。

 「武蔵には国を超えたスケールがある」と、パリで合気道の道場を構えるフィリップ・グエンさん(43)も魅せられた。97年にシャンゼリゼ劇場で岩見さんの演武を見て、簡潔で無駄のない動きに感動した。

 00年、ドイツに来た岩見さんに弟子入りを志願。来日して道場で学ぶようになった。昨年はパリ郊外で欧州初の講習会を開催。今年10月の講習会では英国、スペイン、フィンランドなど10カ国の約90人が汗を流した。

 海外からの入門者について、岩見さんは「日本人が忘れかけた礼儀正しさや奥ゆかしさがある」。約1週間の滞在中に日本をよく知ってもらおうと、自宅や門下生の家でもてなしている。

 今月も19日にグエンさんら5人がフランスから来日し、21日に北九州市小倉北区の手向山(たむけやま)公園で稽古(けいこ)に望んだ。うち2人が女性。武蔵の養子で小倉藩に仕えた宮本伊織が1654年に建てた「武蔵の碑」があり、武蔵が佐々木小次郎と決闘した巌流島(山口県下関市)を望む。5人は落ち葉を裸足で踏みしめ、真剣なまなざしで岩見さんの指導を受けた。

 初来日の女性コリーヌ・バブレッドさん(33)は「外国には武蔵に興味のある人が多い。また来て練習したい」と話した。グエンさんは「死んでも功績が生きているのが武蔵の魅力。もっと近づければ」。岩見さんも「武蔵を通じて日本人の心を外国にも広めたい」と意気込んでいる。

 26日午前11時からは北九州市小倉北区の小倉城庭園で公開稽古をする。
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by miya-neta | 2005-11-23 17:20 | 国 際