「二条河原落書」のネタ帳


by miya-neta

安重根の遺骨、南北の捜索が難航…日本に協力要請へ

国際 : YOMIURI ONLINE(読売新聞)


 【ソウル=福島恭二】伊藤博文を暗殺し、処刑された朝鮮独立運動家、安重根(アン・ジュングン)の遺骨発掘を目指し、韓国と北朝鮮が共同で始めた事業が早くも壁に直面している。

 「民族的英雄」を共同で見つけ出し、南北協調をアピールする狙いだったが、埋葬場所の特定が難しく、作業着手のめどが立っていないためだ。韓国政府は打開のため、日本側に関連資料の提供を求める方針だ。

 安重根は1909年10月26日、ハルビン駅で初代韓国統監だった伊藤博文を射殺し、1910年3月26日、遼東半島にある旅順(現在の中国遼寧省大連市)の旅順監獄で死刑となった。遺言として、「国権が回復した時に故郷に埋めてくれ」と述べたという。

 南北は6月の第15回閣僚級会談で、「安重根義士」の遺骨発掘事業を共同で推進することで合意。その後、9月と11月の2回、北朝鮮・開城で実務会議を開き、事業日程を検討するとともに埋葬地などについて情報交換した。

 遺骨の埋葬場所について、韓国側は旅順監獄の看守の娘の証言などを基に、監獄の裏山が有力と見ている。現在、中国の軍事施設内に位置するが、正確な場所は不明だ。北朝鮮側は別の数か所の推定場所を示しているものの、「信ぴょう性が低い」(韓国政府関係者)という。

 南北は、安重根の命日に当たる来年3月26日ごろに発掘作業に着手することで合意している。だが、肝心の埋葬場所がいまだ特定できないため、韓国政府は日本側への協力要請に向けて、外交通商省、統一省などの関係部署が協議を行う意向だ。

 南北間では第2次大戦後の1948年4月に北朝鮮を訪問した金九(キム・グ)韓国独立党代表が、金日成・労働党副委員長に共同発掘を提案し、金副委員長も応じる姿勢を示したとされる。だが、朝鮮戦争が起きてうやむやになり、実現には至らなかった経緯がある。

 安重根は、日本の朝鮮植民地化に反対する民族的義兵闘争に参加し、日本軍と戦った。韓国、北朝鮮ともに、伊藤博文は初代韓国統監として侵略を主導した人物とされ、安重根は「愛国義士」として尊敬されている。

(2005年12月1日23時35分 読売新聞)
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by miya-neta | 2005-12-01 23:58 | 国 際