業績同等なら女性優先、教員採用で名古屋大が新方針
2005年 12月 28日
名古屋大は27日、教授など教員の採用で、研究や社会貢献などの業績が同等であれば、新年からは女性を優先して採用するとの方針を発表した。
4年制総合大学では初の試みという。
同大学では、助手を含む全教員のうち女性は10・9%にとどまっており、2010年には16・2%に引き上げることを目標にしている。22のうち12の研究科・学部ですでに今回と同様の採用方針を取っているが、大学全体での取り組みに拡大する。
国立大学協会によると、大学教授の女性割合は、米国13・8%(1998年)、フィンランド18・4%(同)、フランス13・8%(97年)の一方、日本は4・1%(98年)にとどまっている。
(2005年12月28日0時40分 読売新聞)