「偽ギョーザ販売」と提訴 セシールが無断カタログ
2006年 01月 20日
通信販売大手のセシール(本社高松市)が、本当の商品ではないギョーザをカタログに無断掲載して販売し、店の名誉を傷つけたとして、東京都新宿区のギョーザ有名店「二○家(にわけ)」の経営者が20日、セシールに5500万円の損害賠償などを求める訴訟を東京地裁に起こした。
訴えによると、二〇家が販売を許可したことがないのに、セシールは2004年に出した通信販売カタログに、実際は下請け会社に作らせたギョーザを二○家の商品と偽って掲載、販売したとしている。
セシールの広報担当者は「訴状を見ておらず、コメントできない」と話している。
虚偽表示をめぐっては福岡県警が昨年3月、セシール本社などを不正競争防止法違反の疑いで家宅捜索した。
セシールはライブドアマーケティングが昨年11月、株式公開買い付けで子会社にし、ライブドアコミュニケーションズ社長の佐谷聡太氏が社長に就任した。
2006年01月20日金曜日