「二条河原落書」のネタ帳


by miya-neta

公費負担新たに7億円 フェスティバルゲート「2度目の破たん」

企画・連載 : 大阪 : 地域 : YOMIURI ONLINE(読売新聞)

フェスティバルゲート「2度目の破たん」
大阪市議会公金投入に「鍵」市は経緯と責任の所在を

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再生計画が白紙になった「フェスティバルゲート」(浪速区で)

 「想定外の展開というか、見通しが甘かったというか……」。26日の定例会見で、大阪市交通局の都市型遊園地「フェスティバルゲート」(浪速区)の再生計画白紙撤回を表明した関淳一市長は苦渋の表情を浮かべた。昨年3月、市が200億円の負債を肩代わりしてから、わずか1年4か月で迎えた「2度目の破たん」で、今年度に新たにのしかかる公費負担は7億円。失敗のツケをまた市民に押しつけるのか。(稲垣収一)

 市は今春、「交通記念館(仮称)」を中核にした〈新生フェスティバルゲート〉を再オープンさせることを目指し、一部のテナントに退去を要請してきた。

 4店は応じたものの、1店が「賃貸契約期間中の一方的な解除は納得できない」と猛反発し、契約当初の入居費用などを含めた立ち退き料を主張。市側も「すでに立ち退いた業者との公平性を損なえば、住民監査請求などに耐えられない」と譲らず、結局、金額の溝は埋まらなかった。

 関市長は「相手が一方的に悪いわけではないが、話し合いの余地はなかった」と弁明する。

 先行きの見えない再生計画に、運営主体となるはずだったオリックス(東京都港区)が業を煮やし、25日、正式に契約解除を申し入れたのだった。

 昨年3月、市議会は大阪簡裁の調停案受け入れの際、「今後、一切の経営にかかわる公金支出を行わない」との付帯決議を市に突き付けた。相次ぐ3セクの破たんを受け、底なしともいえるバブルのつけへの公金投入に「鍵」をかけたと言える。

 7億円の公費負担について、市側は「維持管理費は必要経費」「付帯決議は経営支援を想定したもの」などとして、議会側に理解を求める構えだが、与党会派からも「交渉が失敗して生じた維持管理費も公的支援に変わりない」(自民党市議)との批判が高まっている。

 関市長は会見で、「ニューマネーを投入しない、という付帯決議は重く受け止めている。ありのままをさらけ出して、理解してもらうしかない」と言うのがやっとだった。

 27日には、市議会交通水道委員協議会での論議が始まる。まずは、市側が失敗に至った経緯と責任の所在を明らかにすべきだ。そして、議会は、いったんかけた「鍵」を簡単に開けるべきではない。
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by miya-neta | 2005-07-27 10:34 | 政 治