夫婦の30%が「子供3人目産まない」 厚労省調査
2006年 03月 08日
2人目の子供が生まれるまでは「子供は3人」と思っていた夫婦の30%が、2人目が生まれると「3人目は産まない」と考えていることが8日、厚生労働省の「二十一世紀成年者縦断調査」で分かった。
また、育児休業制度がある職場に勤めている妻の14.3%が子供を産んだが、制度がない職場は5.2%にとどまったことも判明した。
厚労省は「3人目を産まない傾向が強まれば人口増加の道は狭まる。今後の調査で理由を解明するなどし、少子化対策の施策に反映させたい」としている。
調査結果によると、2人目の子供が生まれた後、当初希望していた3人目を望まなくなった夫は30.1%で、妻は30.6%。1人目が生まれて2人目を望まなくなった夫(13.2%)や妻(10.7%)の割合を大幅に上回った。
また、子供を望んでいた夫婦のうち、夫の休日や家事、育児の時間が増えた夫婦の30.4%に新たに子供ができた。反対に夫の家事量が減った場合は20.2%で、夫の仕事ぶりが出産に反映している傾向が浮かんだ。
調査は2004年11月時点で実施。2万366人から回答を得た。
(03/08 17:55)