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「二条河原落書」のネタ帳


by miya-neta

DV教育 高校で本格化 新年度は15校に拡大

くまにちコム:熊本のニュース速報なら熊本日日新聞


2006年3月10日 22:15

 若いカップルの間で起きる暴力、デートDV(ドメスティック・バイオレンス)。最近は携帯電話を利用して相手を束縛したり、従わせたりするケースが目立つという。県も〇五度から、高校生を対象に専門講師によるDVを未然に防ぐ教育を本格的に取り入れている。

 講師は「メンズサポートふくおか」代表で、DVカウンセラーの原健一さん(38)。原さんはデートDVについて「しっと心からくる束縛行動。携帯電話の普及で、相手の支配がやりやすくなった」と指摘する。

 例として、交際相手の女性のメールチェックや、携帯への頻繁な電話などがある。他人との会話や外出をさせなかったり、所在を細かく報告させたりなど、携帯を使って相手を心理的に支配、コントロールしていく。

 女性もDV被害に気付きにくく、「付き合っていれば束縛は当たり前だとか、相手に好かれているためと勘違いしてしまう」と原さん。「自分を大事にするという気持ちを育て、嫌なことをされていることに気付くことが大切」と強調する。

 県に高校生からデートDV被害の報告は入っていないが、「DV防止には若いころからの教育が効果的」と専門講師による講座を始めた。これまで試験的に開いていた講座を、〇五年度から高校十三校に拡大。〇六年度は十五校に増やす。

 このほか、県は十一日午後一時十五分から、原さんや高校生をパネリストに「くまもとDV防止シンポジウム」を、上益城郡益城町のグランメッセ熊本で開く。問い合わせは県男女共同参画・パートナーシップ推進課(電)096(333)2287。 (吉田紳一)
by miya-neta | 2006-03-10 22:15 | 社 会