「二条河原落書」のネタ帳


by miya-neta

中国の国民の85%、生活苦しいと感じる 経済成長の裏、激しい負担増

Sankei Web 国際 (03/23 10:17)


 【北京=福島香織】急激な経済成長を続ける中国だが、国民の85.3%はいまの生活が10年前より苦しくなったと感じていることが分かった。

 中国青年報などが中国各地の住民7625人を対象に行ったアンケート調査結果をもとに報じた。78.8%が10年前より収入がアップしたとする一方、85.3%が生活の負担が重くなったと答えている。

 中国国家統計局によると、1996年から2005年の10年間で、収入の平均上昇率が消費者物価指数(CPI)の上昇率を上回っており、統計値からみれば生活は楽になっているはず。しかし、中国のCPIが採用する基準が20年前のもので、市民生活を圧迫する3大問題の住宅費、教育費、医療費が含まれていない、あるいは正確に反映されていないことが、このような庶民感覚のギャップを生んでいるようだ。

 例えば、住宅価格は1世帯の年収の3倍から6倍が正常とされるが、中国の都市住民は住宅購入のために平均13.4年分の年収をつぎ込んでいる。上海や杭州、温州など住宅価格が高騰している都市では年収の20倍にも達する。

 さらに、大学の1年間の学費は、20年前は200元(約2800円)だったものが、いまは5000元(約7万円)と25倍にも上る。

 衛生省の統計によると、医療費の総額はこの20年で40倍になり、個人負担も医療費の21.2%から55.5%に膨れ上がっている。中国では健康保険制度が未整備であることが背景にある。最近ではこれに老人介護費の問題が重くのしかかっている。

 今回の調査によって、中国では表面的豊かさとは裏腹に、マクロ統計に現れない負担が庶民の暮らしを強く圧迫しており、中国政府が目標としている「小康社会(ややゆとりある生活)」の実現にはほど遠い実態が浮き彫りになっている。

(03/23 10:17)
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by miya-neta | 2006-03-23 10:17 | 国 際