「二条河原落書」のネタ帳


by miya-neta

「まるでマルクス主義のようだ」 自由競争の英、冷ややか

Sankei Web 産経朝刊 (03/24 05:00)


 【ロンドン=蔭山実】フランスなど欧州連合(EU)の一部で台頭する保護主義の動きについて、米国型の自由競争を主張する英国は冷ややかな視線を送っている。エコノミスト誌(三月四-十日号)は今月の社説で、フランスなどで進む保護主義の動きを「まるでマルクス主義者のようだ」と指摘し、あからさまに批判した。

 EU内では、英国などが米国型のリベラルな社会モデルを標榜(ひょうぼう)し、フランスやドイツなどの社会福祉型のモデルと対立してきた。最近では英企業の海外企業への「身売り」が相次いでいるが、市場主義を信奉する英国では「企業を乗っ取られる」といった危機感はない。

 その背景には、株主への配当といった企業の利益をあくまでも優先するとともに、最終的に企業活動の効率化が図られ、消費者が利益を得られるのであれば、企業を所有する者が英国人であろうと外国人であろうと関係はないという考えがある。エコノミスト誌は、仏エネルギー大手スエズは英国の給水や発電を担う公益企業を所有しているが、英国人が不利益を被ったことはないと指摘。米港湾企業が中東のアラブ首長国連邦(UAE)の国営企業に買収されても米国の港が米政府の管理下にあることは変わらず、安全保障を理由にしても買収を拒むのは「マルクス主義も同然」と論じた。

 ブラウン英財務相は「貿易や投資の障壁を見直すことは国にとって利益がある」と訴えており、保護主義の動きを徹底的に批判している。
[PR]
by miya-neta | 2006-03-24 05:00 | 国 際