「二条河原落書」のネタ帳


by miya-neta

★ ヒスパニックに起業ブーム~政府事業の受注が狙い目

U.S. FrontLine Daily 米国ニュース最前線【2006年3月27日 No.1824】


 ヒスパニックの起業家が、全米平均の3倍の速さで増えていることが、国勢調査で明らかになった。

 ワシントン・ポストによると、ヒスパニック系企業の増加率は特にワシントンDC周辺で高く、1997年から2002年にかけて67%も増加した。景気が上向いていること、ヒスパニック系移民が増えていることを反映している。首都圏全体での起業率は15%である。

 ワシントンDCでは他の主要都市に比べ、ハイテク、法律、会計、エンジニア、翻訳サービスなどの分野で、ヒスパニック系企業の比率が高い。高等教育を受けたヒスパニックが、大使館や国際企業など需要の多い職場を求めて移住してきたことや2世の人口が増えていることも、拍車をかけている。

 02年、ボルチモアやウェストバージニアといった周辺地域を含むワシントン首都圏のヒスパニック系企業は3万2412社となった。モンゴメリー郡(メリーランド)が最も多く7405社、次いでフェアファックス郡(バージニア)の7302社。どちらの郡もヒスパニック人口が多い。

 全米にヒスパニック系企業は約160万社あるが、個人企業が計2300万社に上ることを考えると、まだ比率は低い。しかし中小企業局(SBA)によれば、マイノリティ(少数派人種)の起業率は非常に高いという。企業数と従業員数で見ると、マイノリティ最大の事業主はアジア系だが、起業率ではヒスパニックやアフリカ系アメリカ人の方が高い。

 ワシントン周辺のヒスパニック系企業は、中小企業およびマイノリティ系企業に委託される政府事業を受注する場合が多い。メリーランドではヒスパニック系企業の13.1%、バージニアでは10.7%、ワシントンDCでは22.8%が、政府事業で需要の高い科学・技術関連の企業。全米平均(8.8%)やロサンゼルスやヒューストン、ニューヨークといったヒスパニック人口が多い地区の比率より高いことから、その集中率の高さがうかがえる。
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by miya-neta | 2006-03-27 00:38 | 国 際