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「二条河原落書」のネタ帳


by miya-neta

チャイルドシート金具、新車に義務付けへ

asahi.com:暮らし


2006年04月02日13時51分

 チャイルドシートをきちんと装着しないまま子どもを乗せているケースが6割にのぼることから、国土交通省は10月以降に発売される新車に順次、国際規格に基づく新方式の取り付け金具の設置を道路運送車両法で義務付ける。装着が不安定だと、事故の際、被害が深刻になる危険性が高いためで、12年の完全義務化を目指す。

 新方式は「ISOFIX」(アイソフィックス)と呼ばれ、ISO(国際標準化機構)が定め、EU(欧州連合)各国では一般的になりつつある。後部座席の2カ所に約30センチの間隔でコの字形のフックを設置する。

 これに対応するチャイルドシートに付いた二つの金具をフックに差し込むだけで固定され、左右へのぐらつきがほとんどなくなる。後部座席の背もたれの背部か天井にも取り付け金具を設け、固定することで前後のぐらつきも減らす。

 チャイルドシートは00年、6歳未満の乳幼児が自動車に乗る際に使用が義務付けられた。製品の通し穴にシートベルトを通して後部座席に取り付ける仕組みが一般的だが、ベルトを締めるのに力が必要だったり、車の座席が立体的で収まりにくかったりと、完全に固定するのが難しかった。

 警察庁と日本自動車連盟は昨年、幼児用シート1619台を調べた。しっかり取り付けられていたのは38%。前後に少し緩みがあったのが41%、かなり緩んでいたケースも21%あった。固定が不十分だったり、子どもへの装着が適切でなかったりした場合、完全に装着された場合に比べ、事故で死亡ないし重傷以上のけがを負う危険は約4.6倍高くなるという。

 国交省は、道路運送車両法に基づく保安基準を改正。10月以降発売の新車にフックなどの設置を義務付ける。生産中の車種については、モデルチェンジを機に対象とするという。

 一方、チャイルドシートメーカーは新方式と従来型を製造でき、当面、両方が市場に出回る。

 メーカー各社によると、現在は自動車の純正パーツの一部として新方式が採用されているが、車によって取り付け金具の幅が違う場合があるという。大手のコンビ(本社・東京)は「新方式は確実に簡単に取り付けられるので、今後製品化が進み、普及する可能性はある」とみている。
by miya-neta | 2006-04-02 13:51 | 社 会