パレスチナ自治政府に5000万ドルの緊急支援 イラン
2006年 04月 17日
2006.04.17
Web posted at: 11:15 JST- CNN/AP/REUTERS
テヘラン──イランのモッタキ外相は16日、パレスチナ支援に関する3日間の国際会議の閉幕にあたり、パレスチナ自治政府に対して5000万ドルの緊急支援を実施する意向を明らかにした。国営イラン通信(IRNA)が伝えた。
パレスチナ評議会の議員もこの日夜、テレビでイランの支援について発表した。
イスラム原理主義組織ハマスは3月30日に政権を発足した。しかしイスラエルを承認しないハマスへの制裁として欧米各国が援助を凍結し、イスラエルも自治政府に代わって徴収してきた関税や消費税の送金を停止したことから、自治政府は深刻な財政危機に陥っている。
モッタキ外相はイスラム諸国に対してパレスチナ自治政府への支持を呼びかけるとともに、支援停止がパレスチナ人の意思をくじくことはないと述べた。
会議はイランのアフマディネジャド大統領が、イスラエルを「枯れつつある木」などと批判したことで話題を呼んだ。