「二条河原落書」のネタ帳


by miya-neta

また増えてる、NY地下鉄の落書き~酸だから消せないんだこれが

U.S. FrontLine


更新2006年04月26日 19:25米国東部時間

 1970~80年代、ニューヨーク市の地下鉄と言えば落書きで有名だった。市は当時、数百万ドルと10年以上を費やして一掃に成功したが、最近になって再び落書きが復活している。

 問題は、今回の落書きはガラス窓を中心に酸性の薬品で書かれているため、消せないことだ。また以前の落書きが主に文章や絵だったのに対し、今の落書きはほとんどが単なるなぐり書きである点も異なる。

 ニューヨーク市交通利用者協会(NYCRC)によると、地下鉄の窓の落書きに酸が使われ始めたのは約半年前。多くの場合、画材店にある「アーマー・エッチオール」というエッチング(腐食版画)用の強酸が使われている。これを絵の具や靴磨きクリームと混ぜて窓に落書きすると、表面が腐食するため一般の絵の具のように消すことができない。

 地下鉄関係者によると、窓の交換には1枚130ドル近くかかる。唯一影響が小さいのは、窓ガラスに「マイラー」というプラスチック表面加工が施されている2000年以降に導入された車両のみ。これらは表面をはがして張り替えることが可能だ。

 NY市交通局は、対策として全車両の窓にマイラー加工を施す案を出したが、その費用と効果は不明。上部機関の都市交通局(MTA)交通委員会は、窓だけでなく乗客への被害状況調査にも乗り出した。酸の混じった絵の具に乾かないうちに触れると皮膚がやけどするからだ。

 現時点では落書き関連の人的被害は報告されていない。しかし、70年代の落書きが車両停車中に操車場で行われていたのに対し、現在の落書きは運行中・乗車中の電車で行われているため、常に被害発生の危険がある。

 昨年12月、ブルームバーグ市長は、21歳以下がエッチング剤を含む「落書き道具」を所持することを禁ずる条例案に署名した。しかし表現の自由に反するとして、高校・大学生7人でつくる代表団が市を相手取って提訴する構えを見せている。ファッション・デザイナーのマーク・エッコー氏が同代表団を支持している。(ニューヨーク・タイムズ特約)
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by miya-neta | 2006-04-26 19:25 | 国 際