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「二条河原落書」のネタ帳


by miya-neta

自殺防止:遺児ら13日に全国7カ所で街頭署名活動

今日の話題:MSN毎日インタラクティブ


 自殺者を1人でも減らすために自殺対策基本法(仮称)の制定を目指し、3万人の署名集めをしているNPO法人「自殺対策支援センター ライフリンク」は今月13日、東京や秋田、京都、福岡など全国7カ所で街頭署名活動を行う。賛同する約20の市民団体が協力。父親を自殺で亡くした遺児らも先頭に立ち、残された苦しみから「死なないで」と訴える一方、「悩みやつらい気持ちを分かち合える場などが法律によって出来れば、自殺は防げる」と法制化の必要性を呼びかける。

 ライフリンクのメンバーで2年前から社会人になった斉藤勇輝さん(25)は、中学2年のとき、自営業の父親が飛び降り自殺した。借金が原因だったらしいが、家族は全く気づかなかったという。死ぬ前日、一人で風呂にいるとき、父親が入ってきた。恥ずかしくて出てしまったが、父親が何かを伝えたかったのではないかと、自分を責めたこともあったという。

 斉藤さんは「社会は自殺を個人のせいにして、その人が弱かったからというが、本当にそうだろうか」と疑問を投げかけたうえで、「父は家族のことを真剣に考えていた。抱えていた苦しみを誰かに相談することで分かち合えていれば、父は精神的には追い込まれず自殺はしなかったはずだ」と話す。法律ができ、行政が民間団体を支援するなどして「分かち合いの場」をつくっていけば、自殺者はきっと減ると考えている。

 ライフリンクは連休明けまでに具体的な場所を決め、ホームページで紹介し、街頭署名を広く求めていく。問い合わせはライフリンク(03・3261・4934)。【玉木達也】

毎日新聞 2006年5月4日 3時00分 (最終更新時間 5月4日 3時10分)
by miya-neta | 2006-05-04 03:00 | 社 会