「二条河原落書」のネタ帳


by miya-neta

映画「ホテル・ルワンダ」は誤り、ルワンダ大統領が指摘

CNN.co.jp :エンタテインメント


2006.06.02
Web posted at: 20:09 JST- CNN/REUTERS

b0067585_14421588.jpgワシントン──アフリカ中部ルワンダで1994年に起こった大量虐殺事件を描き、アカデミー賞3部門でノミネートされた「ホテル・ルワンダ」について、同国のポール・カガメ大統領は5月31日、滞在先の米ワシントンで、「映画の内容は事実と異なっている」と述べた。

ルワンダでは94年、少数派民族のツチ族と多数派民族のフツ族の対立を発端に、フツ強硬派によるツチ族とフツ穏健派に対する大虐殺が発生、100日間で80万人が死亡したとされている。

映画「ホテル・ルワンダ」は、この武力闘争のさなか、高級ホテルに1200人以上のツチ族をかくまった支配人、ポール・ルセサバギナを描いた作品。ルセサバギナを演じたドン・チードルはアカデミー主演男優賞に、その妻タチアナを演じたソフィー・オコネドーが同助演女優賞に、それぞれノミネート。また、同脚本賞にもノミネートされた。

しかし、カガメ大統領は、ルセサバギナが英雄のように描かれているのは、誤りだと指摘。「(1200人以上が助かったのは)ルセサバギナと関係ない」「彼は、偶然にもあの時に、ホテルに居合わせただけで、生き残ったのは虐殺の対象になっていなかったからだ」と語った。

また、ホテルが襲撃を受けなかったのは、国連軍がホテルに滞在していたことと、武装勢力側が打ち合わせをしたり、ビールを飲むための場所として確保したかったからだ、と説明している。

ツチ族のカガメ大統領はさらに、ホテルに滞在していた人々が助かった理由として、武力勢力側と暫定政府側で話し合いが進んで、ホテル内の人々と、拘束中のフツ族兵士を交換する合意に達していたことを挙げた。

カガメ大統領は、「誰かがルワンダの歴史を書き換えようとしているが、それは受け入れられない」と映画の内容に反発。また、虐殺から生き延びた人々の間でも、映画の内容に批判が持ち上がっているという。

一方、「アフリカのシンドラー」として映画のモデルとなったポール・ルセサバギナ氏は昨年、米国の民間人に対する最高勲章である大統領自由勲章を受章。人権侵害を続け、反政府主義者を抑圧しているとして、ルワンダ政府を批判している。
[PR]
by miya-neta | 2006-06-02 20:09 | 国 際