「二条河原落書」のネタ帳


by miya-neta

改憲アカン 9条岸和田弁に翻訳

asahi.com:マイタウン大阪


2006年05月30日

 おらら日本国民はやな……。そんな書き出しで始まる岸和田弁による日本国憲法第9条を、岸和田市上町の藤田保平さん(72)が作った。とかく堅苦しくなりがちな9条を、地元の言葉でより身近に感じてもらおうとの狙い。藤田さんは父親を戦争で亡くし、母親の苦労が身にしみる。「絶対に戦争はアカン」という思いに動かされたという。

 藤田さんは生まれも育ちも岸和田。地元に伝わる昔話を岸和田弁で脚本化するなど、50年にわたり執筆活動を続け、岸和田文化連絡協議会の会長も務める。

 この春、9条を守ろうと訴える有志団体「九条の会・きしわだ」が結成1周年を迎えた。記念イベントの目玉にと、協議会でともに活動する同市在住の作曲家、豊田光雄さん(64)が提案し、「翻訳」に取り組んだ。

 ごく普通の市民が、井戸端会議で話すような雰囲気を心がけた。「国権の発動」「国の交戦権」など難解な条文を、「ドツク」「ヤカラ云(い)う(=無理を通す)」など、岸和田らしい表現をちりばめて訳した。

 藤田さんが10歳の時、父親は輸送船でニューギニアに向かう途中、フィリピンのミンダナオ島沖で消息を絶った。

 「町内の人たちに祝福され、戦地へ赴く父を誇らしげに見送った。そんな自分が悔しい」と当時を振り返る。

 9条が揺れる今、「日本はドツカれても我慢すべきなのか、悩みはある」と藤田さん。だが、「ドツキ返す憲法に変えれば、戦争への歯止めはなくなる。9条は守るべきだ」と訴える。

 同作品は、岸和田市の市民劇団「ばらとくす」の俳優が朗読し、豊田さんが作る「憲法9条をうたうCD」に収められた。豊田さんが主宰する「春木川音楽研究所」(072・437・0098)が、1枚500円で販売している。


《岸和田弁9条・全文》

 おらら日本国民はやな、アカンことはアカン、エエことはエエちゅう道理をやな大事にしてよ、気ぃ許して暮らせる世の中つくりたいてずうっと願うてんじゃ。

 昔の世界やったら、「これから戦争始めるど!」ちゅうて宣戦布告しといてからやったら戦争始めてもええちゅう事になっちゃったそうやけど、そんな事はアカン。そらそうやで、ドツク前にドツクって云(い)うたらかめへんて、そんな事は認められる事と違うがな。

 それからな、自分の国の云う事を相手の国が聞かへんさかいて、「コラッ、おらとこにはな、ミサイルかて、原爆かてあるんじゃ!」て、どこぞの国みたいにヤカラ云うたりせえへん。国と国どうしが、考え方が違うたり、ゴチャゴチャ揉(も)め事が起こったりしても、それを「あんじょう納めたるわ」て、鉄砲やらミサイルやらは使いまへん。

 しやぁさかい、どんな理由があってもやな、これから先、戦争は絶対にやらんちゅう事を誓うたんや。

 誓うたからには、そら、守らなアカン。そやさかい軍隊や武器は一切持たへん。陸軍や海軍、空軍は勿論(もちろん)の事、核もミサイルもサリンも毒ガスも、それから戦闘機に軍艦に潜水艦に戦車に地雷に・・・いやぁ、びっくりしたなぁ、人殺しの道具て仰山(ぎょうさん)あるんや。そやけど、おららにはそんなもん、いらんわ。

 それからもうひとつ、おららの政府が戦争をやるちゅう権利、そんなもん絶対に認められへんこっちゃ。な、そやろ。


(一部省略)
[PR]
by miya-neta | 2006-05-30 08:38 | 政 治