「二条河原落書」のネタ帳


by miya-neta

外交の限界浮き彫り 切り札欠き中国頼み

U.S. FrontLine


更新2006年07月07日 12:08米国東部時間

 ミサイル発射に踏み切った北朝鮮に圧力をかけるため、ブッシュ政権は国際包囲網の構築に全力を挙げている。しかし問題解決に向けた有効な切り札は持ち合わせていないのが実情だ。食糧や燃料供給で北朝鮮の生命線を握る中国に、影響力行使を期待するしかない米外交の限界が浮き彫りになりつつある。

 「最善の方法は多くの国が北朝鮮に声を上げることだ」。ブッシュ大統領は5日、ミサイル発射について初めて言及したが、内容に新味はなく「中国が引き続き重要な役割を担う」と強調した点だけが目を引いた。

 政府は、ミサイル発射が昨年9月の6カ国協議共同声明に反すると非難しながらも、6カ国協議が依然「この種の問題を解決できる外交基盤」(ライス国務長官)だとして、北朝鮮に復帰を呼び掛けている。

 しかし米朝関係に詳しい外交筋は「ミサイル発射は、6カ国協議に戻らないという北朝鮮の意思表示」と分析。仮に協議が再開されても、核・ミサイル問題での早期進展は困難との見方が政府内でも強いが、ブッシュ政権にとっては当面「6カ国協議が重要と唱える以外に道はない」(同筋)状況だ。

 米国単独の対北朝鮮制裁は多くが既に実施済みで、新規制裁の余地は限られている。北朝鮮への軍事攻撃も、既に核を持っているとされることや、日本や韓国への報復の可能性などを考慮すると非現実的な選択肢とみられている。

 さらに今回のミサイル発射で、政権内では強硬派の意見が勢いを増すとみられ、柔軟な選択肢はますます取りにくくなる。米朝直接協議を求める議員の間でも「今、対話に応じれば、ミサイルの脅しに屈したことになる」との意見が多く、身動きができない状況だ。(共同)
[PR]
by miya-neta | 2006-07-07 12:08 | 国 際