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「二条河原落書」のネタ帳


by miya-neta

宮城県 県立高の学区撤廃 2010年めどに調整

河北新報ニュース


 宮城県の県立高校(全日制普通科)の通学区域の見直しを協議してきた県高校入学者選抜審議会(委員長・西林克彦宮城教育大教授)は13日、「生徒の学校選択の自由を拡大し、県立高校の活性化と魅力ある学校づくりを推進させる」との観点から、居住地によって受験校を制限する五つの通学区域は「撤廃が最も望ましい」とする答申素案をまとめた。時期については未定だが、1950年に設定されたいわゆる「学区制」は、全県立高が男女共学化される2010年3月の入試をめどに廃止時期を調整する。

 答申素案では、現行の通学区域(5地区14学区)を撤廃することの効果として、生徒の学校選択の自由拡大を第一に挙げた。さらに「他地区から多様な生徒を受け入れることが高校内部の活性化につながる」「魅力ある学校づくりの競い合いによって、高校教育全体が活性化される」などを指摘。

 特定の地区・学区への志願者の集中、学校間格差の助長などに懸念を示しながらも、「全県一学区が望ましい」と結論づけた。

 審議の過程では、募集定員の3%内で通学区域外からの入学者を認める「3%枠」を拡大するなどして、撤廃実施までに経過措置を設ける案も検討されたが、「複雑で分かりにくい制度が残る。学区を廃止すればより分かりやすい入試制度となる」と退けた。

 ただ撤廃は進路指導に大きな影響があるとし、生徒、保護者、学校などに不安や混乱を招くことのないよう、十分な周知を求める一方、遠距離通学、地域と高校のつながり、私立学校との協調などについても配慮を求めた。
 審議会はパブリックコメントを経た後の10月ごろ、佐々木義昭教育長に答申する。

2006年07月14日金曜日
by miya-neta | 2006-07-14 08:21 | 教 育