人気ブログランキング | 話題のタグを見る

「二条河原落書」のネタ帳


by miya-neta

米社会、大人中心へと変化~未婚、晩婚、少子化背景に

U.S. FrontLine


更新2006年07月14日 20:07米国東部時間

 過去数十年間、米国は子供中心の社会だったが、今は大人中心の社会へと移行しつつあるこという分析結果を、ラトガース大学(ニュージャージー州)の研究者が発表した。晩婚化、出産の高齢化、子どもを持たない人の増加、長寿化で子供から離れて暮らす年数が長期化したことが背景にあるという。

 USAトゥデイによると、調査を主導したのは、結婚制度を研究する同大学のナショナル・マリッジ・プロジェクト(NMP)のバーバラ・ホワイトヘッド氏ら。国勢調査および文化、社会調査の数値を基にした分析の結果、育児期間よりその前後の期間が長く、以前よりも子育てが人生に占める割合が減っている現状が浮かび上がった。

 1970年、25~29歳の女性で少なくとも1人未成年の子供がいる割合は73.6%だったが、2000年は48.7%に低下した。90年当時、最も一般的な世帯は結婚した夫婦と子どもで構成されていたが、現在では独身で子供のない世帯が中心となっている。

 子供を持たない40代の女性も増えている。76年には10人に1人だったのが、04年は5人に1人の割合で子供がいなかった。

 大人中心社会への移行は、テレビにも反映している。ヒューストン大学のウィリアムズ・ダグラス教授(コミュニケーション)は「テレビの脚本は以前よりずっと、親に焦点を当てるようになった」と指摘する。独身者擁護団体「アンマリード・アメリカ」によると、職場の方針も子供中心から大人中心へと変わった。80、90年代に登場した家族重視の福利厚生制度が、より一般的な名称や中身に変わりつつある。
by miya-neta | 2006-07-14 20:07 | 社 会