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「二条河原落書」のネタ帳


by miya-neta

自然食はおいしい:牛乳有害説の根拠聞く 新谷さん「臨床データから得た」

MSN毎日インタラクティブ


 ベストセラー「病気にならない生き方」(サンマーク出版)などを引用し前回、「牛乳有害説」を紹介したところ、読者の方から「データの裏付けはあるのか」などの質問を頂いた。著者で胃腸内視鏡外科医の新谷弘実さん(71)=ニューヨーク在住=に電話インタビューした。新谷さんは「牛乳が体に良くないのは私自身の膨大な臨床データから得た結論であり、確信を持って言える」と断言した。【聞き手・山田寿彦】

 --確信の根拠は。

 ◆胃相や腸相の悪い人にがん患者が多い。そういう人の食歴を聞くと牛乳や乳製品、動物食の食べ過ぎという決まったストーリーがあります。そもそも牛乳は子牛が飲むもの。人間が飲むのは自然の摂理に反します。不自然なものを飲むから病気になるのです。

 --30万例以上の胃腸内視鏡検査をされたそうですが、そんなに多くこなせるはずがないという疑問も元勤務医の方から寄せられました。

 ◆自分を基準に他人の技術をうんぬんしないでほしい。1968年から内視鏡検査を始め、1日に50~60人見てきました。1人に5分以上かけないし、かからない。お疑いなら見に来て下さい。

 --ほかにもデータはありますか。

 ◆米国人7万8000人を12年間追跡し、牛乳を飲むほど骨粗鬆(そしょう)症になる関係を明らかにしたハーバード大の研究が5、6年前に発表されました。「牛乳」「毒」のキーワードでネット検索すると700本ぐらいの文献が見つかります。

 --日本では牛乳でカルシウムが採れると栄養士は言います。

 ◆牛乳を飲むと血中のカルシウム濃度が確かに上がる。しかし、体温や血圧などを一定に保つホメオスタシス(恒常性)という機能が人体にはある。カルシウム濃度が一時的に上がるとまず、腎臓から急激にカルシウムや他のミネラル、ビタミンまで排せつされます。牛乳のたんぱく質も問題で、分子が小さいためにアミノ酸に分解される前に異物として腸から吸収される。体が抗原と認識して抗体ができ、アレルギー体質になります。栄養士にだまされてはいけない。

 --学校給食に牛乳は毎日出る。栄養士がお墨付きを与えています。

 ◆日本の栄養学が一番の悪です。カロリー計算が中心で、米国から見ると30年遅れている。そんなものに基づいた食育なんかない方がいい。

 --北海道庁ではお茶代わりに牛乳をと職員に呼びかけています。

 ◆配合飼料を大量に食べさせた不健康な牛から搾り、まずかき回して均等化し、しかも120度以上で高温殺菌した「死んだ牛乳」は過酸化物質です。飲むほど老化を早めます。どうしても飲みたいなら、自然のものだけを食べさせた健康な牛から搾った牛乳(高温殺菌でないもの)を少し飲むぐらいにして下さい。

 --牛乳がだめとなると酪農家は困ります。

 ◆酪農家は牛を飼うより大豆や野菜、米などを作り、食料自給率を上げることに貢献した方がいい。政府がそれを奨励すべきです。中国が世界の余剰穀物を買い占めるようになると、日本は食糧危機に襲われますよ。
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 ■人物略歴 ◇しんや・ひろみ 福岡県生まれ、順天堂大医学部卒。大腸内視鏡によるポリープ手術に世界で初めて成功。これまでに9万例以上のポリープを切除している。アルバート・アインシュタイン医科大外科教授。「病気にならない生き方」は75万部を超えるベストセラー。(4月29日掲載)

 2006年8月1日
by miya-neta | 2006-08-01 08:06 | 科学/技術