ティーボ、宗教関係者に協力要請~児童の視聴管理機能で
2006年 08月 25日
更新2006年08月25日 18:38米国東部時間
デジタル録画機(DVR)製造のティーボは、保護者による児童の番組視聴管理機能を啓蒙するため、メディアに影響力のある宗教的指導者に協力を呼びかける。
AP通信によると、ティーボはこのほど宗教的指導者50名との会合で新機能「キッドゾーン(KidZone)」について説明し、DVRを提供、試用を求めた。キッドゾーンは、子供とメディアの関係に注目する非営利団体が推薦する番組一覧を提供する無料サービス。保護者は、子供が視聴可能な番組やチャンネルを追加したり減らしたりできる。通常のティーボ・メニューには、パスワードを使ってアクセスする。
ティーボは今夏、出荷済み機器のソフトを更新してキッドゾーンの提供を開始した。
今後出荷される機器には、新機能を予め内蔵する。ディレクTVと提携、提供する機器には対応しない。
会合に出席したテキサス州のある牧師は、特定の製品は推奨しないとした上で、子供のテレビ視聴を懸念する保護者にとって新サービスは有益だろうと述べた。
ティーボによると、同社機器は全米約500万世帯に設置されている。
ティーボはまた、ケーブルテレビ(CATV)大手コックス・コミニュケーションズに自社のDVRソフトを提供していくことで合意に達した。
ティーボは先に、衛星放送事業者大手エコスターとの訴訟で勝訴したばかり。これまで独自にDVRサービスを提供してきたコックスも歩み寄りの姿勢を見せ始めたようだ。