「二条河原落書」のネタ帳


by miya-neta

悠仁さま:「長く久しく」との思い、列島駆けめぐる

皇室:MSN毎日インタラクティブ


 秋篠宮ご夫妻の長男は「悠仁(ひさひと)さま」と12日決まった。同じ字の名前の人たちは「光栄だ」「感激した」などと驚き、出産を控えた女性からは「子どもの名前の参考にしたい」との声も漏れる。ご夫妻の「長く久しく」との思いが込められた名前は、列島を駆けめぐった。【竹中拓実、木村光則、田村彰子】

 日本フィルハーモニー交響楽団の首席ビオラ奏者、後藤悠仁(ゆうじ)=本名・朋俊(ともとし)=さん(45)は「びっくりした。楽団の仲間からは『名前に恥じないように行動してくれ』と言われた」と笑顔。約20年前、同楽団に入ってすぐ活動名を「悠仁」にした。「心からおめでとうございますと申し上げたい」と祝福した。

 アテネ五輪のNHKテレビ報道テーマ曲「栄光の架橋(かけはし)」などで知られる人気デュオ・ゆずの北川悠仁(ゆうじん)さん(29)は「とても感動し、光栄に思っております。これからも、この感動を胸に、名に恥じぬよう、精いっぱい音楽活動を続けていきます」とのコメントを発表した。

 兵庫県姫路市の能面作家、筒井悠仁(ゆうじん)=本名・康夫=さん(57)は、師匠の「仁」を受け継ぎ、「悠」は「ゆったりとした」などの意味が気に入って7年ほど前から使っている。「皇室の方は『仁』の字を付けるから、そうなったら良いなとは思っていたが……。感激です」と声を弾ませた。

 東京・銀座では、デパートの電光掲示板が、「悠仁親王殿下」と名前が決まったことを伝えると、買い物客らが足を止めて見入った。12月末に女児出産を控える岡山市の長内路子さん(27)は「『悠』の文字がとても現代的だと思った。生まれてくる子どもの名前の参考にしたい」と笑顔を見せた。

 夫婦で買い物に来ていた埼玉県北本市、美容業、門司孝さん(57)は「ご夫妻が名前に込められた思いは、子どもを持つ親なら誰でも同じだと思う。男女に関係なく、元気にすごしていただければ」。近くに住む佐々木祐子さん(50)は「おおらかで良い名前だと思った。親王さまの立場はいろいろと大変だろうが、字の意味の通り、のびのびと育っていってほしい」と話した。

 悠仁さまのお印(しるし)に決まった高野槙(こうやまき))は、日本固有の常緑高木で、3~4月に花を咲かせる。本州(福島県以南)、四国、九州(宮崎県以北)に分布、和歌山県の高野山に多いことから、この名が付いた。皇居の宮殿近くや赤坂御用地にも植生。木材は、耐水性があり風呂おけなどに使われる。

 高野山の霊宝館前には、1923年に故秩父宮さまが植樹し高さ約20メートルにまでなった高野槙がある。高野山真言宗総本山金剛峯寺の「奥の院」を守る日野西真定・維那(ゆいな)(82)は「江戸時代に寺院が山から清水を引くのに、高野槙の樹皮を使ったほど腐りにくく丈夫だ。高野山を代表する木がお印に選ばれたことは大変に名誉なこと。親王さまが、この木のように丈夫で健やかにお育ちになることを願います」と喜んだ。【上鶴弘志、工藤哲】

 ◇最後まで迷っていた秋篠宮さま

 名前は難産だった。長女眞子さまの名前を決めた時は、「ひらめき」だったという秋篠宮さま。中国の古典などからの出典ではなく、「ひさひと」という音の響きを大事にした。宮内庁職員が、歴代の天皇や皇族の名前として使われていない字を示すと、「もうちょっと調べてほしい。他の漢字はないのか」と最後まで迷っていたという。

 最終的には、三つぐらいの漢字の候補の中から「悠」という「ゆったりとした」意味の字を選んだが、7月から考え始めて足かけ3カ月。両陛下への報告も「命名の儀」の前日だった。

 その「命名の儀」。皇太子ご夫妻の長女愛子さまや秋篠宮ご夫妻の長女眞子さま、二女佳子さまら宮内庁病院で午前中に行われた時と違い、民間の愛育病院のため、面会時間(午後3時以降)を配慮し、ご夫妻の意向で同3時半過ぎに設定された。紀子さまは入院中にもかかわらず空色の絹の洋服姿で臨み、5分ほどで終わった。【大久保和夫】

毎日新聞 2006年9月12日 21時15分 (最終更新時間 9月12日 21時55分)
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by miya-neta | 2006-09-12 21:15 | 政 治