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「二条河原落書」のネタ帳


by miya-neta

幻の「第10惑星」、不和の女神「エリス」と命名

CNN.co.jp : サイエンス


2006.09.15
Web posted at: 17:55 JST- REUTERS

ワシントン(ロイター) 太陽系第9の惑星だった冥王星の外側で見つかり、冥王星が惑星から除外されるきっかけとなった天体が、ギリシャ神話の「不和の女神」にちなんで「エリス」と命名された。国際天文学連合(IAU)が13日、承認した。

この天体は03年、米カリフォルニア工科大の研究チームによって初めて観測され、「UB313」と呼ばれてきた。また同チームのマイケル・ブラウン氏が、米人気アクションドラマのヒロインにちなんで「ジーナ」という通称をつけていた。氷と岩で構成されるが大きさは冥王星をしのぐことが昨年判明。これを正式な惑星として認めるかどうかの論争が、惑星の定義を決める動きに発展した。IAUは8月、新たな定義に基づき、「冥王星は惑星でない」との結論に達した。

ブラウン氏は天体の新たな名前について、「女神エリスは人々の間に言い争いと不和をもたらした。UB313も同じだ」と説明。さらに、エリスの周りを回る「月」(衛星)を、女神エリスの娘と同じ「ディスノミア」と名付けると述べた。同氏は今後も、エリスの質量や密度についての観測を続けるという。

ギリシャ神話の中で、エリスは別の女神の結婚式に招かれなかったことに腹を立て、会場に「最も美しい者へ」と書いた黄金のリンゴを投げ込み、女神たちの間に争いを引き起こした。これがトロイ戦争の原因になったとされる。
by miya-neta | 2006-09-15 17:55 | 科学/技術